間がもたない。沈黙が耐えられない人の特徴とその対処法とは?

 

こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

精神科に勤務していて日々、
患者さんの治療をしているのですが
一番多い悩みが人間関係の問題です。

 

人間関係についての悩みは、
一つということはなく
個人によってさまざまな
悩みがあります。

 

その中でもよく聞かれる
相談の中で
会話の最中に
間がもたない」という悩みです。

 

会話の最中
沈黙に耐えられず、
どうしていいか困ってしまう。

 

ということで、
この悩みについて
認知行動療法的な
視点も踏まえつつ
書いていきます。

 

 

沈黙に耐えられない心理

「間が持たない」という
感覚をもちやすい人は

人付き合いに
気をつかいすぎる人である
ということが言えます。

 

社交的な人なら、
その場にふさわしい話が
適度に口から出てくるものですが、
人付き合いが苦手だとそうもいかず、
沈黙が重くのしかかります。

 

「早く何か話さなくては…」と
思って必死に話す内容を探す。

 

でも何か思いつくたびに

「こんなこと言っても
つまらないのではないか」
「なんか場違いな話のような気がする」

 

と思ったりしてなかなか
言葉が出てこないことがあります。
そうなると焦ります。

 

中には冗談を言って笑わせるなど、
道化のように演じることで
間を持たせることができる人も
いると思います。

 

しかしそのような人も、
心の中には違和感を抱え、
人に対してものすごく
気をつかっているものです。

 

あなたは、自分がそこまで意識していない
と思うかもしれません。

 

しかし、「沈黙に耐えられない感覚」に悩み
人に対して非常に気をつかっている人は
少なくないはずです。

 

何か話さなくてはといった思いが
プレッシャーになり
気の利いた言葉が出ない
自分に嫌悪感を抱きます。

 

「自分なんかといても、
つまらないだろう。」

 

気持ちが萎縮し、
嫌われるのを恐れるあまり、
友達に必要以上に気を使い、
相手の顔色伺いつつ、
無理して合わせるような
スタイルを身に付けていきます。

 

間がもたないのはあなただけの責任ではない

ここで気づいてほしいことは
間が持たないのは
あなたのせいではない
と言うことです。

 

間があくというのは
相手も沈黙する時間が
あるからです。

もしかしたら、
相手も間がもたなくて
どうしようと
焦っているかもしれません。

 

世の中ではむしろ
饒舌にしゃべれる人の方がかえって
警戒されたり軽い人だと
見られたりすることもあります。

 

大事な事は、あせらず
自分のペースで話すことです。

まだあまり親しくない間柄なら、
お天気、スポーツ、旅行のネタなど
無難な話題を選べばいいと思います。

 

「間がもたない」という感覚を
子供の頃からずっと感じてきたなら、
それはずっと相手に
気を使ってきたということです。

 

しかし逆の視点から見れば

鋭い観察力を
持ち合わせています。

 

なので間があいてもあせらず、
落ち着いて相手との会話を
楽しもうとすれば、
スムーズに人間関係も
築いていけるようになります。

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気をつかいすぎの原因は対人不安

「間がもたない」と悩む人は
人に気をつかいすぎている
という話しをしてきました。

 

これは視点を変えると

誰かといるときに感じる不安や、
誰かと会うことに対する
不安を抱えているとも言えます。

 

これを「対人不安」といいます。

 

対人不安の強い人は、
人の目に映る自分の姿は
自分が望むようになっていない
あるいはならないのではないか、
ということが気になる人です。

 

例えば、人からどう見られても良いと
開き直っている人、
人の事など眼中にない自分勝手な人は、
対人不安など感じないでしょう。

 

また、人に対する配慮があっても
自分に自信がある人は
それほど不安に脅かされる事は無いです。

 

しかし、引っ込み思案な人は
自分をうまく出すことができないため、
対人不安に悩まされることになります。

 

自分らしくの難しさ

さらに現代は、
こんな生き方をすると幸せになるという
理想の自己像を持ちにくい時代だと
言われています。

 

「男らしく」であるとか
「女らしく」といった枠組みは薄れ
「自分らしく生きる」のが
良いとされています。

 

しかしその「自分らしく」と言うのが
最も難しいと感じていませんか。

自分らしい生き方。あなたらしくないと言われて悩む人へ

 

もしかしたら、あなたも
その1人かもしれませんね。

 

どんな生き方が
自分らしい」のかがわからない。

 

そのため誰に対しても、
自信を持って「これが自分だ」と押し出せない。

 

どのような自分の出し方をしても
「これで良いのだろうか」、
「ちょっと違うかもしれない」
と自信がなく、
「どう思われているんだろう」と
気になって仕方が無いのです。

 

結局のところ、
「自分らしさ」に正解不正解はありません。

 

大切な事は
自分はどうしたいか」を

まず第一に考えてみる
これがスタートではないでしょうか。

 

まとめ

間がもたない人の悩みについて
気をつかいすぎている、
その要因には対人不安がある。

ということで書いてきましたが

いかがでしたでしょうか。

 

人間関係の悩みは
最初にもお伝えしたように
非常に多岐に渡ります。

 

間がもたないという悩みは
相手も同じことを
考えているかもしれないということ。

 

そして、間がもたないことは
決して悪いことではないということ。

 

間がもたないことを味わう。

 

つまり、沈黙を楽しめる余裕というのも
一つの魅力だと私は考えています。

 

「対人不安があるんだな」、
「気をつかいすぎだな」
という自分の気持ちを味わう。

 

こういう視点も取り入れると、
「間がもたない」という見え方は
変わってきますよ。