プラス思考がしんどい。ストレスになりそうな時に知るべきこと

 

どうも、こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

このブログでは、考えかたについて
書いていることが多いのですが
それは考えかたを変えることで見え方も
ストレスの感じ方も大きく違っていることが
分かっているからです。

 

そして、考えというのは利き手のように
感じ方に癖をもっています。
つまり、考え方にも個性があるということです。

 

もともと個性があるのに、
人と感じ方が違うのは
いけないのではないかと、
苦しんでいる人がいます。

 

ここでは、プラス思考に意識的に考えるようにしたが、
次第にしんどさを感じるという悩みについて
自分の体験や精神科で教わったことも含めて
書いていきますね。

 

プラス思考は万能なのか

プラス思考の本のほとんどが
「こう考えればうまくいった。なので皆さんもできる」
という言う論調で話が進みます。

 

しかしここで問題なのは
誰もがそのやり方でうまくいくとは限らないということです。
成功者の考え方が、自分にも合っており
また正しいとも限らないわけです。

 

本に書いてある事は
あくまで選択肢の1つです。
全く違った考え方もありますし、
そもそも本に書いてある著者の考え方に
急に変えることができないでしょう。

 

しかし、プラス思考に転じたいという考えで、
いろいろな本を読むのは大切なことです。
ただ、冒頭にも書いたように
選択肢の一つなのでポイントを押さえた上で、
自分に合う考え方は何かあるかなと、
いろいろと試しながらゆっくり選んでいく。
そういうのんびりした姿勢で取り組むのが大切なことです。

 

プラス思考で成功する人は確かにいます。
しかしだからといって
プラス思考の本に書かれていることを
全て鵜呑みにするのは危険です。
例えば「プラス思考だから成功した。」
「プラス思考は万能で成功しやすい」と
いった考え方です。

 

一方でプラス思考で
失敗した人も星の数ほどいるはずなのですが、
失敗した人の話は本にはなりません。

ですからその存在も知られる事は無いのです。
本当はそういう失敗したという体験話も
目を向けるべき点がたくさんあると思うのですが。

 

ここではっきり伝えておきたいことがあります。

どん底に落ちた人や、
いつもマイナス思考な自分に嫌気さしている人に
プラス思考だけでは通用しないです。

 

これはプラス思考がダメと
言ってるわけでは無いのですが
プラス思考が合う人と合わない人がいる。
そしてプラス思考が通用する場合と
しない場合もあるということを
知っておいて欲しいのです。

 

プラス思考の弱点

プラス思考の考えを進めている人の
アドバイスの大半は、
相手に内面に踏み込んではいない
または自分の内面と向き合っていない
人も多いと感じています。

 

相手のつらい、しんどい現状を
共有しているわけではないので、
誰に対しても言えますし、
それほど考えもなしに言うこともできます。

 

次に自分に言い聞かせる時。
この場合でも自分の内面に
誠実に向き合わず悩みや弱さを棚上げにし
自分に嘘ついてしまうことがあります。

そのため安易にプラス思考に逃げてしまい
表面的な解決策の域から抜け出せなくなります。

 

そして安易なプラス思考も簡単ですが
安易なマイナス思考も簡単です。

なぜなら何かに挑戦する時
「できない」と決めつければ
しなくてよくなるわけですから。

 

これは楽に違いありません。

 

これが例えば
「やってみないとわからない」というスタンスだとどうでしょうか。
したくない人にはストレスになりますから
逃げ場が必要になってきます。
そしてその言い訳はマイナス思考で作ることができます。

 

「自分はダメだ、無理だ」で終わり
プラス思考は「自分はできる」で終わります。

どちらも勝手な決めつけで終わって実際には何もしない。
そこには何がダメだからどうするのか、
できるようになるにはどうするのか、
という具体策は何もありません。

 

このように、プラス思考に基づいた
ポジティブなアドバイスには現状を否定してしまうという
雰囲気が入り込むことがよくあります。
聞かされる方は、希望に目が向き
良い気分になるかもしれませんが、

同時に今の自分を否定されている気分にもなります。

 

極端な場合、こんなことで落ち込んでいたらだめ、
前向きに考えない自分が悪い、
自分が嫌いと言うように
自己嫌悪に陥ってしまうかもしれません。

 

かといって自分はマイナスだから
プラス思考に変わらなきゃと
あまり意識しすぎるのも逆効果です。

それは眠れない夜に
早く寝なきゃと思うと
余計眠れなくなるのと同じことになるからです。

 

まとめ

プラス思考がしんどいと感じてしまう
理由ついて書いてきました。

 

まとめると、
プラス思考が万能でもなければ、
マイナス思考が悪いわけでもありません。

 

プラス思考の転換の図りたい人は、
全部変えてしまうのではなく
できそうなところから一つずつ変更していく。

それくらいの気持ちの余裕が必要です。

 

プラス思考に
全て変えていかないといけないという
義務感がしんどさを生み出しています。

 

最初はどんなにマイナス思考でもいいので、
最後に考えることを少しプラスな考え方で
終わるというところから始めてみましょう。