コミュニケーションを円滑にする方法を4つにまとめてみた

感情コントロール
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こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

今回のテーマは
コミュニケーションを
円滑にする方法として
4つにまとめてみました。

 

このテーマを話す前に
信頼関係を構築することが
前提になります。

 

これはこちらの記事に
書いていますので
見られていない方は
ぜひ読んでいただければ
より理解が深まると思います。

 

信頼関係を構築するために医療従事者がまず意識していること
こんにちは。 精神科作業療法士の大祐です。 今日のテーマは 信頼関係を構築する上で 医療従事者が意識していることです。 まず前提として 人間関係を作る上で コミュニケーションは「意思疎通」という 意味...

 

ここで簡単にまとめると
信頼関係を構築するには

 

・お互いの心が開いているかどうか

・よく分かっているかどうか

 

ということになります。

このことを踏まえて
コミュニケーションの具体的な方法に
ついて書いてきますね。

 

1,相手に合わせる

相手と自分の共通している
部分を見つけ出し、
それを相手に分かりやすく
示すことです。

 

具体的には
「ペース」「価値観」「関心事」
合わせることです。

 

この3つを意識することで
コミュニケーションを行う相手に
自分のことを「よく分かっている」と
実感してもらうことに繋がります。

 

ここで少しを例を交えて
説明したいと思います。

 

例えば、あなたが仕事で
東京に行ったとしましょう。
そこで出会った人と話が
盛り上がって学生時代の話に。

 

なんと二人の出身高校は
同じだったとしたら
この後の会話はどう進むでしょうか?

 

その事実が分かった後の会話は
とても親密なものになっていくのは
イメージしやすいのではないでしょうか。

 

相手と自分の共通点を
いち早く見つけ、それを
話題にすることで
「分かり合えている」と
感じさせるのが上手な人は、
好感をもたれやすいです。

1−2 呼吸を合わせてみる

人というのは無意識に
自分のペースで生きることを
大切にしています。

 

ペースというのはスピードという
認識で大丈夫だと思います。

 

例えばですが
相手の頭の回転が非常に
早い人であればペースも
非常に早いです。

 

逆を言えば、おっとりした人は
ゆっくりと着実なペースで
生きています。

 

それぞれ個人が持っている
無意識のペースを乱されると
不快と感じますし、
人によりますが苛立ちを
感じたりします。

 

相手の呼吸をよく観察して、
それに合わせて
呼吸できるようになったら
感覚的にとても居心地が
良いと感じるでしょう。

 

昔の言葉で「あうんの呼吸」と
いう昔の言葉がありますよね。

 

呼吸があっている関係では
以心伝心の状態に近く
何となく相手の考えていることが
分かったりします。

1−3 姿勢・表情・動作を合わせてみる

相手が背筋を伸ばしたら
こちらも自然に背筋を伸ばしてみる。

 

相手がゆったりと
腰をかけているのなら、
自分もそうしてみる。

 

相手が笑えば、
こちらも笑ってみる。

 

ちょっと遅れた真似
みたいなものですね。

 

これ、意外に思うかもしれませんが。

 

実際に使ってみると
効果を感じると思いますよ。

 

もちろん、不自然なくらい
真似るのはよくないですが
あくまで自然にすることです。

 

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1−4 価値観を合わせる

相手が大切にしているなと
あなたが感じる価値観。

 

心の中でそれを大切に思い
あなたが接するだけで

相手は居心地の良さを感じます。

 

これは主に
会話の流れから観察します。

仕事と言う単語が多いのであれば
仕事に対する価値観があるのかなと考え、
そこを認めるような言葉を発する。

 

もしかしたら家族や子供のことが
多いかもしれません。

そんなときも、
その話題について受け入れる、
認める姿勢が大切になってきます。

 

相手の内面なんて
分からないという人も多いと
思いますが
実は内面の思いや考えは
必ず表面に現れてきます。

 

例えばですがあなたが
友達と会話しているとします。
そのときにこちらから
「今の理解できた?」と
聞いてみてください。

 

すると相手は
「分かるよ」
「何となく」みたいな言葉が
返ってくるかなと思います。

 

しかし、この言葉を発しているときの
表情や雰囲気がどこか
ちぐはぐな感じを受けることがあります。

 

言葉では「分かるよ」と言っていたとしても
必ず本音は身体から
雰囲気として出てくるものです。

 

これは一つの例えですが

 

・ニコニコ笑っていたとしても
一瞬眉をひそめる

 

・ずっと腕組みをしている

 

・急に早口で話すようになる

 

などが見られた場合
内面では「嫌悪感」「自分を守る」「自信がない」
などの現れだったりします。

 

まとめ

コミュニケーションを
円滑にする方法としていろいろと
書いてきましたが

一番大切なことは

相手を大切に思う心です。

 

その上で
呼吸を合わせる、
価値観を合わせる、
相手の内面を観察するという

大きなポイントを
意識してみてください。

 

最初は難しく
感じるかもれませんが、
慣れてくると
少しずつ自然にできるようになります。

 

自分が何を話せばいいか
悩む人が多いですが、
相手のことを聞くという
姿勢の方がコミュニケーションは
上手くいくように私は感じています。

 

相手のことを知ろうとする姿勢は
相手は自分に興味があるんだと
感じてもらえますし、相手も
あなたのことを関心をもつようになります。