スマホ依存。感情が不安定になる原因の一つです。

スマホ依存で 依存症
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こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

今回はスマホ依存について
話しをしていきますね。

 

そしてスマホ依存が招く
心身の変化について
書いていきますね。

 

スマホが心身にもたらす影響とは

スマホが世の中に普及しだしてから
私達の生活は一気に便利になりました。

 

便利すぎることは時に反動もあります。

 

それはスマホがないと
不安でたまらなくて
ないと生きていけないという

ある意味、異常な
依存状態になることです。

 

これにはスマホの便利さに
慣れてしまった故に
待つ」ということが
難しくなっているのでは
ないでしょうか。

 

スマホに慣れてしまうと、
答えが「即答化」してきていますよね。
そして、そのことに慣れてしまう。

 

この慣れが人間の性格で
大切な待つということを
できなくさせている
1面を作りだしていると
私は考えています。

人は環境に慣れると変化します。

例えばですが昔、
手紙でのやりとりをしていた頃
日本人は戦争中も、
戦後も心待ちにしていたものは、
相手から来る手紙でした。

 

恋心で相手から
返事を待つこともあったでしょう。

 

親は、子供が戦地から
届く手紙を頼りにしがみついて
文字を読んでいたと言います。

 

次の便りが来るまで
同じ手紙を何度も何度も読み返して。

 

こんな待つ時間が人の辛抱強さを
作り上げてきたのではないでしょうか。

 

しかし、現代は違います。
現代は待つということが
だんだん難しくなっているように感じます。

 

人として辛抱強さが
欠落させてしまうと

「明日やろう」
「明日から勉強しよう」と思うがその
明日が来ても立ち上がることなく

 

また明日やろうと思って
どんどん時間が過ぎてしまう
要因になっている
と考えています。

 

スマホ依存になると対人関係が上手くいかなくなる

スマホやパソコンは必要なときだけ、
手短に使うことは
悪いことではありません。

 

むしろ良いことであると思っています。
しかし必要以上に使うから、
問題が起こったり
病気を発生させてしまう訳です。

 

これは私の体験でもありますが、
仕事で外出しようと急いでいる時に
かかってくる電話は
非常に迷惑だと感じます。

 

人の生活時間にいきなり
入り込まれる感覚があり
気分的にも不愉快です。

 

少し寝たい、横になりたい時に
いきなり電話が入るとつい
相手の用件を聞いて
返事をしてしまうこともあるのですが

 

寝たい気持ちはどこか行ってしまい、
疲れたまま仕事の継続と
なることも時々あります。

 

まあ、自分が電話に出るという
選択をしているので
ここを修正する必要があるのですが・・

 

遅くに連絡するのは迷惑だから
次の日に連絡しようと思うことが
だんだんなくなっていますよね。

 

次第にいつでも
どの時間でも連絡することが
当たり前になっていき
そして連絡が遅いとイライラする。

 

どんどん自分中心の考え方に
変わっていることに
気づかなくなってきています。

 

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一度振り返って考える必要があります。

 

相手のことを大切にする
気持ちを持っていますか?

 

ちなみにですが
スマホ依存と書いていますが実は
もっと細かく分ける必要があります。

 

例えば
LINE依存かもしれない。

 

ゲームアプリ依存かもしれない。

 

ネットサーフィン依存かもしれない。

 

Facebookやインスタグラムのような
SNS依存かもしれない。

 

あなたはスマホを
どれに一番使っていますか?

 

どれに一番使っていたとしても
本質は同じで

人と繋がっていたいという
気持ちが強いのです。

 

もっというと
あなたはスマホで
誰かと繋がっている感覚をもって
安心したいのです。

 

ただしネットでは
どうしてもメッセージでのやりとりや
いいね!のやりとりだったりするので

人肌という感覚を求めると
手に入らなくて辛いと
感じる人も多いのではないでしょうか。

 

ネットは
なんでも手に入るような感覚をもつことが
多いのですが
入らないものもあります。

 

それは、直接会ったり、話ししたりで
感じる人間本来の繋がりです。

 

あくまでネットは
一つのツールです。

 

ネットだけで完結することが
できないものは
たくさんあります。

まとめ

スマホ依存について書いてきましたが
大切なことは
スマホは一つの手段として
使うこと。

 

そして長い時間使用しているなら
少し機械をおいてみてください。

 

そして
外に出て自然を
感じてみてください。
家族と話したり
やりとりを楽しんでみてください。

 

ネットでは決して
できない体感覚を
感じて欲しいと思います。

 

ただ、身体で感じること。
五感で感じること。
寒さや暑さを感じること

 

大きく深呼吸するだけでも
鼻腔から空気が
身体に入るのも感じることができます。

 

バランスをしっかり保つこと。

 

合理的なことも大切ですが
たまには遠回りすることも大切ですよ。