どうも、こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

ここでいきなりですが一つ
質問させてください。

あなたは

罪悪感を感じやすい人ですか?

 

ある人は、人を傷つけてしまった時だったり、
人間関係で嘘をついた時に感じやすいと
いうかもしれませんね。

 

言えることは人によって
罪悪感を感じやすさには
個人差があります。

 

そして
その個人差の要因になっているのは
幼少期の環境が大きく影響しています。

 

私が精神科で患者さんと
話しをしているときに
感じた体験も交えて書いていきますね。

 

出来ない自分が嫌でがんばりすぎてしまう

「私は期待に答えられない」という
劣等感を持っている人がいます。

この劣等感は、形を変えていき
罪悪感に変わっていくことがあります。

 

例えば、子供の頃に
両親がいつも喧嘩してるのを見ていて

自分にはそれを止めることが
できなかったという
経験をもっている人がいるとします。

 

それによって自分の力のなさを感じてしまい、
やがてそれが
「こんな自分でごめんなさい」という
罪悪感に変わってしまうことがあります。

 

それは自分が「ヤメて」といっても
両親が喧嘩をやめてくれないのは

 

「自分に価値がないから」

 

「自分の言葉なんて、
自分の存在なんて、重要じゃない」

 

「止められない自分は
役に立たない人間なのだ」と

 

自分のことを
卑下してしまうからです。

 

それを自分の罪として
感じてしまうのです。

 

実際は両親が喧嘩をしていた
わけではなかったのに

「そう見えただけ」かもしれないのに
それを争いごととして
受け取ってしまうのです。

 

もう一つの例として、子供の頃に
何かができたら両親が褒めてくれた。
だから、また何かをしようとした。
するとまた褒めてくれた。

 

でも、ある時だけ褒めてくれなかった。

 

それは、お母さんの機嫌が
「たまたま」悪い時だったとします。

 

そんな「たまたま」によって自分は
もっと頑張らないと褒めてもらえない」と
思い始めることがあります。

 

小さい時に大好きなお母さんから
褒めてもらう事は
天にも昇る嬉しさです。

 

逆に褒めてもらえない事は
地獄のような苦しみや
自己否定を生じやすいのは
想像しやすいですよね。

 

そして褒めてもらうために
どんなときも頑張り
いついかなる時も手を抜けない。

 

「良い子ね」「よくできたね」と
言われることが
麻薬のようになってきます。

 

刺激の強い「褒め」を
求め続けてしまうのです。

 

すると、「できない自分」を
さらけ出せなくなって
嘘をついて、強がって
がんばり続けてしまいます。

 

このような体験が
大人になってから
「頑張らない人」を見ると
どうしても
許せなくなってしまったり

または、頑張っていない(ように見える)のに
評価されて(褒められて)いる人に対して

異常な「嫉妬心」が燃え上がることがあります。

 

妬まれる怖さからダメな人間を装う人もいる

罪悪感には
少し特殊なものがあるので
いくつかお伝えします。

 

それは「できない」から生まれる
罪悪感とは逆に
「できるからこそ生まれる罪悪感」
あるのです。

 

意外かもしれませんが、
容姿端麗
勉強もスポーツもでき
みんなから人気があって
家も金持ちで、という人でも

劣等感を持ってる人はたくさんいます。

 

あえて名前をつけるとすれば
「優れているからこそ
感じる罪悪感」です。

 

頑張っていないのに
何の努力もしていないのに
できてしまう。

 

いつも褒められ、
目立ってしまう。
そのことが原因でねたまれる。

 

彼らはこの「ねたまれる怖さ」を
敏感に感じています。
自分ができてしまうことで
逆に攻撃される。

 

自分が褒められることで
誰かが比較されて怒られる。

 

そんなの嫌だと感じると
優しい性格の人ほど

自分ができるところ」
「優れているところ」を
隠そうとしてしまうのです。

 

そして隠しすぎで
「自分自身」がなくなってしまいます。

 

ある人は学生の時に勉強が
大好きでいつも勉強していました。

 

すると当然成績も上がるし
先生にも認めてもらえ褒められる。

 

でもその影で「ガリ勉」なんて
男の子に攻撃されたり、
女の子からも敬遠されりした
ということがありました。

 

自分の優れた能力を隠さないと
仲間に入れてもらえなかった

「恐怖」、「悲しさ」

そして自分の能力や存在を
責めてしまう罪悪感を持っていると
人は自分の能力を隠し続けます。

 

恐怖によって自分の能力を
押さえつけられ、
ダメ人間を装うようになります。

 

だから誰かに
「褒められた」「羨ましがられた」
「嫉妬された」「ひいきされた」

こんな体験をすると
「やめて、こわい。。」と
異常反応してしまうことが
あるのです。

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まとめ

罪悪感を感じやすいのは
幼少期の環境に
大きな要因があるという視点から
書いてきました。

 

幼少期の影響は
大人になってからも強く残ります。

 

罪悪感は人間関係において
強く感じる感情ですよね。

 

例えば、彼氏、彼女、
旦那、嫁、親、子供、
上司、部下に対して
罪悪感を感じてしまう
場面が多いと思います。

 

罪悪感をきっかけに相手を
攻撃してしまうきっかけになります。
まずは、自分の気持ちに向き合うこと。

 

人間関係を崩さないためにも
普段落ち着いている気持ちのときに
罪悪感を感じやすいのは
なぜなのかということに
一度向き合ってみることが
大切ではないでしょうか。

罪悪感を感じてしまう原因は幼少期にある?と昔の自分を思い出す