脳を疲労回復させる?うつ病の予防にも繋がる理由

みなさん、こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

脳の疲労回復がうつ病を防ぐというテーマなのですが、
みなさんは「脳疲労」って聞いて具体的に
どんな症状が分かりますか?

「電車にカバンを忘れてしまった」
「家に財布を忘れてしまった」
「スマホがどこにあるか見つからない」

などうっかりミスを短い時間で何度も繰り返すことがあると
これは脳が疲労していると言えます。

 

以前はこんなミスしなかったのに・・
という人は注意が必要ですね。

脳疲労とは慢性的な睡眠不足やストレス、
過度な仕事な運動不足が重なった
脳がお疲れモードに入っている状態のことを指します。

 

このモードに入ると
集中力と注意力が極端に低下していきます。

それはなぜかというと、
脳内物質の低下です。

 

脳内物質は50種類くらいあると言われていますが、
その中の脳疲労に繋がる2つの物質があります。

 

これが「ノルアドレナリン」と「セロトニン」です。

ノルアドレナリンですが
これは主に外からのストレスから
身を守る防御反応として分泌されます。
危険やピンチに陥ったときに
注意力・集中力が一気に高まります。

しかし、長期間、ストレスな状況が続くと
この物質は枯渇していきます。

この枯渇した状態というのがうつ病の病状です。

もうひとつのセロトニンですが
私達の精神面に大きな影響を与えている物質で
心身の安定や心の安らぎなどに関与されます。

セロトニンが低下してくると
精神状態が不安定になっていき、イライラします。
又、怒りっぽくなったり、キレやすくなります。

そして、不安が強まりネガティブな考えが浮かびます。

 

脳疲労が進行するとうつ病に発症しやすいです。

ミスが多くなる原因は
脳疲労しているという身体からのサインと
捉えるべきです。

 

身体からのサインがあるかどうか自分の身を振り返り
どのようなミスをどのくらいの頻度で起こっているかを
自覚することができれば脳の状態を
自分で知ることができますね。

 

大切なのは自己洞察力と高めて身体からの
警告サインに気付くこと。
そして気付いたら対策。処置を行うことです。

脳の疲弊は主に睡眠不足・運動不足・ストレス過剰などが
あると書きましたが私達が普段からしていることで注意
するべき行動があります。

 

それはスマホの使いすぎです。

これはどういうことかと言いますと
スマホでの情報収集を欲張る傾向にあるからです。

ニュースも見るしブログも見てSNSも見る。
次から次へと情報を脳内に入れていくのですが
脳内がメモリがいっぱいになり実はほとんど記憶すること
ができません。

 

例えばですが
今日、見たスマホの情報で全て思い出して欲しいと
言われたら覚えていますか?

多くの人が覚えていないと思います。

スマホの使い過ぎは
脳疲労の大きな原因になると言われています。

しかしスマホを使い過ぎはよくないと書きましたが
使ってはいけないとは書いていません。

ここを勘違いしないで欲しいので伝えておきます。

スマホは時間を決めて情報収集するのが良いです。
一つの目安として「1時間以下」です。

 

最後にここからは脳疲労回復させる具体的な方法を示します。

 

1,何もしない時間を作ること

多くの人は何もしない時間についてはどこか罪悪感のような
感情をもつことが多いですが
この時間をもつことは非常に大切です。

日々、時間に追われる仕事であったり
休みの日やちょっとしたスキマ時間で
スマホで情報を追っています。

脳が疲労した状態でこの行為を繰り返すことは
より酷使することを助長しているといえます。

日々、忙しく働いているからこそ
この何もしない時間が脳の疲労回復に
とても大切になります。

2,ストレスを上手に整理する

長期的なストレスがかかり続けると
集中力が低下していきます。

時々自分を振り返り
ストレスが増えていないか
チェックする必要があります。

ただしストレスはなくそうとする
のではなくストレスを力に変えるという
逆の視点が重要になってきます。

やはりストレスをゼロにすることは
できませんし、セロにする必要もない。

ストレスはあっていいので
上手に整理していくということが大切です。

3,寝る前の2時間で調整する

寝る前の2時間というのは
私達がストレスを整理するのに最適な
時間だと言われています。

具体的にこの時間で推奨されることは

・のんびり過ごす
・目を休ませる
・ストレッチのような軽い運動
・ペット戯れ
・照明を少し暗くする

人間は交感神経と副交感神経がありますが
日中は交感神経が優位に働きます。

そのため、夜はメリハリをつけるために
副交感神経を優位にすることが重要です。

1日の中でバランスをとっていくことです。

まとめ

脳の疲労回復させるための方法を書いていきました。

言いたいことは1日のバランスです。
時間もそうですし
日中と夜でメリハリをつける。

どうしてもだらだらと仕事したり
遅くまでスマホみたり
睡眠リズムがバラバラだったりします。

一度止まって振り返って見直してみることです。

これだけでも脳の疲労回復に繋がり
心も身体も良い状態を維持できていきます。