ポジティブとネガティブの意味。悩む前に知っておくと楽になれる事とは?

こんにちは。

精神科作業療法士の大祐です。

 

今日は、よく言われるポジティブとネガティブの

意味について私の考える事や精神科の治療で教えていることを書いていきますね。

 

よく聞かれる質問で

「ポジティブになるためにはどうしたらいいですか?」や「ネガティブな考えを何とかしたいです。」

ということをよく聞かれたりします。

 

この記事を読んでくれているあなたも

一度は考えたことありませんか?

 

私たちは自分の中に1つも迷いがない状態のことを心の安定だと思っていることが多いです。

ですが、本当に自分の心から、雑念や不安が一切消えることが心の安定や平安につながるのでしょうか?

 

実は私たちの持つ心の安定は、迷いや不安、そして盲目になって視界が晴れない時にこそ安定していくものです。

 

迷いがないところに心の安定は存在しないし、

私たちは迷った時にこそ、その中に安定できる

視点を見つけることができるのです。

 

もし1つも迷いがない状態のことを心の安定だとすると人はたちまち平安を求め不安を排除しようとします。

自分を守っていればいるほど私たちの心はとげとげしく

人にも自分にも優しくなれません。

 

襲ってくるだろうと予測される不安に対して過剰に反応し、

それを避けるために自分を守ることが強い精神を生み出すのではなく

不安になり混沌とした迷いの中に本来持つ心の平和を見つけること。

それこそが本当の安心であるといえます。

 

この状態を見つけることができるといざと言う時に感情の波に飲まれる事はありません。

迷う自分を受け入れることができれば

迷いの中にいる人を受け入れることもできます。

 

誰かを無理矢理決断させようとしたり、

人の選択を無理にコントロールしようとしたりすることもなくなります。

迷うことに迷わずそしてその中に静かな部屋の心を見つめる習慣。

それを身に付けるとどんな状況になっても

楽しめるような強い精神が育っていくように思っています。

ポジティブという本当の意味

例えばですが

「こんなことでポジティブになってはいけないんじゃないか。」

そう思ってたことありませんか?

つまり、こんな状況になっているのに前向きになっちゃいけないとかポジティブに転換してはいけないとか。

 

本当は問題を解決できる視点があるのにもかかわらず、

他人や世間の目を気にして「ネガティブを装う」人がたまにいます。

 

実はそれ自体、気づいていれば何でもないのですが無意識のうちに

「こういうことではポジティブになってはいけない」だとか

「楽天的な人だと思われたら損だ」と言う気持ちを抱いていることで、

自分を無駄に苦しめる選択をしている人が一方でいます。

 

ポジティブである状態と言うのは、

明るい方を見るだとか

前向きに考えるだとか

上昇志向にあるだとかと言うイメージが強いですが

 

本当のポジティブとは物事のバランスが取れている状態のことです。

だから決していつも楽観的なるからといって

それがポジティブであるとは限りません。

 

限度が過ぎれば前向きすぎる人には慎重さがなくなり逆に後ろ向きすぎる人には夢がなくなってしまいます。

 

要するに自分の状態に合わせてバランスのとれた物事を解釈をすることができることを

ポジティブであるといえます。もっというと

物事に決めている陰と陽の性質両方受け入れている状態のことを指します。

究極のポジティブ状態とは

「これがポジティブでこれがネガティブだ」という思いさえ

どうでもよくなっている状態です。

つまりあらゆる可能性を丸ごと受け入れている状態のことなのです。

すべてはニュートラルになってこそ初めて

自分の心に沿った選択ができるようになってきます。

ネガティブという本当の意味

私たちは一般的なポジティブ思考というものは

いつの間にか学び身に付けています。

それと同時に一般的なネガティブ思考というものもどこかしらイメージの中に持っています。

 

世の中で語られているポジティブシンキングのイメージと言うのは

「物事明るい方向に考える」ことだったり「できると思う!」という

自分を信じることだったり「きっといいことがある!うまくいく!」というふうに

未来が明るいことだったりを指しますが

一方でネガティブな思考と言うのはそれとは真逆に

「物事の嫌な部分だけを見る」ことだったり

「うまくいかないんじゃないか」と悩むことだったり

または「自分が好きになれない」という性格の事だったりを

指すことがほとんどではないでしょうか。

 

果たしてそれらが本当のポジティブとネガティブなのでしょうか?

 

ポジティブな状態というのはバランスが取れている状態の事と私は先ほどお話ししましたが

一方でネガティブな状態というのは

どこか過剰になっていたりギュッと思考が固まっていたり

窮屈な考えしかできない狭い視野になっているときのことを指します。

 

人はバランスを保とうとする力が潜在意識にあるので

どちらかに状態が傾くとその反対側の力が働いて

真ん中に戻そうとするエネルギーが動きます。

 

がむしゃらにポジティブシンキングをしていれば、バランスを崩して

ネガティブな状態になっていくし

ネガティブで居続けたとしてもその状態を受け入れた瞬間に心のバランスが取れていれていくとポジティブな状態であるということもできるわけです。

 

まとめ

 

ポジティブとネガティブの意味について書いてきました。

 

大切なのは一般的な法則で自分がポジティブかネガティブか?と判断するよりも

心のバランスに注目して自分の状態を見つめていくことではないでしょうか。

 

ポジティブだから良いということもなければネガティブだから駄目ということもありません。

 

どちらのも感性にも偏らず

フラットな気持ちでいること、そしてその状態に

意識を向けることが大切ですよ。