他人に依存すると同じ失敗を繰り返してしまう1つの理由とは?

感情コントロール
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どうも、こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

生活の中でどうしてもうまくいかない時に、つい人に頼ってしまったり答えを求めてしまうことってありませんか?

 

自分の問題なのに他人に依存してしまい、相手に答えを求めてしまう。
親しい友人であったり、家族であったり、同僚であったりと。

 

しかし、他人に答えを求めるとしばらしくして、また同じ問題を繰り返すことがあります。

 

それはなぜか?
ここでは、他人に依存して答えを求めると、同じ失敗を繰り返してしまう理由について書いていきます。

 

 

誰かに答えを求めない

あなたが大好きな人との別れや拒絶された経験、大事な試験に失敗してしまうなど、大きな挫折経験があると、何をやってもうまくいかないと思ってしまうことがあります。

 

辛い経験が積み重ねすぎると「私はダメかも」と弱音を吐くこと自体もいけないと思ってしまい、何も言えなくなってしまいます。

 

漠然と私はダメだと思ってしまう、そういった悩みをどのように解決すれば良いのでしょうか。

 

信頼できる人からアドバイスをもらいますか?
自分を傷つけた相手に態度を改めてもらいますか?
状況が変わるのを待ちますか?

 

自分の思いの癖を自分以外の人や状況で解決しようとするとまた同じことを繰り返します。解決を自分ではなく状況で人にゆだねてしまうことになるからです。

 

例えば人から
「ちゃんと話せてるよ。大丈夫」
「だめなんて思わなくていいよ。大丈夫」

 

そう言われたとしたら、一時的に安心できます。ですが、自分で心からそう思っているわけではないので、また同じことを繰り返してしまいます。

 

ではどうしたら良いのでしょうか。そういう時は、

私の悩み、私の考えの癖は私にしか解決できないと腹をくくって欲しいです。

 

素晴らしい自分も認める

私はダメだと思う自分がいてもいいです。でも全くだめじゃない、才能に満ち溢れた素晴らしい自分も必ずいます。そう信じてみてください。

 

そうやって、自分の持っている反対側にいる自分誤認識することで、少しずつ前に進むことができます。

 

そうじゃない自分もいる

自分の違う側面を自分で信じてみることです。

私は「何をやってもダメ」とか「人と良い人間関係を築くことができない」と思っている場合も、その反対に「何をやってもダメではない自分」や「人と良い関係を築けている自分もいる」ことに認識してください。こういう自分がいると自己分析したら、自分の声に出して言ってみるのも1つの方法かもしれません。

 

問題が起きたら物の見方を変えるチャンス

人間関係がこじれてしまい、心の傷を負ってしまった場合。こんな嫌な思いをしたくないともう二度と会わないと決める。相手は最低な人なんだと思い込もうとする。縁を切る。これも1つの解決方法かもしれません。

 

しかし、自分の中ではっきりと結論が出る前に、無理矢理関係を断ってしまうと同じことを繰り返してしまいがちです。

 

割り切りたいという気持ちは、早く終わらせて楽になりたいと言う事でもあります。自分の問題に面と向かおうとしていないので、結局問題を棚上げしているだけになります。

 

例えば離婚して何の反省のないまま結婚するとまた離婚してしまうということがあります。

 

失敗と感じる体験を繰り返してしまい、結局また離婚した相手に似たタイプの人引き寄せてしまいます。

 

割り切るのではなくて、自分自身にしっかり向き合っていくことが人間関係をうまくやっていく近道です。

 

無理な決断をしないと決めるだけで、生きることがすごく楽になります。

 

過去振り返るときに誰が悪いなどの判断を入れないように気をつけてみてください。決断する事は良いことでもあるんですが、時として悪い決断もたくさんあるのです。

 

これが自分をコントロールするということです。

 

一旦落ちてもいい。でも落ちた時から考えの向きを変えていきましょう。本当の自由になりたいのなら、自分としっかり向き合って大きな視点から自分を眺めてみるという癖もつけてみてください。

 

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100点満点の自分でなくても良い

自立していくためには、自立の三要素というのがありまして、自己肯定感、自己認識力、自己決定力が必要とされています。

 

自己肯定感と言うのは、自分が100点でも0点でもオッケーと言うことです。

 

自己認識力とは、ありのままの自分を受け止めてそれをしっかり見ていると言うことです。

 

あなたは否定的な自分もちゃんと見れていますか。

 

否定的な自分を見てちゃんと受け入れられない、どんな自分でもオッケーと言えません。

どんな自分でもオッケーと言えない人は、ありのままの自分の拒否しているとこになるので受け入れることが心からできません。

 

受け入れることができないから自己決定力もなくなり自分で選ぶ力がないのでどっちでもいいやとなってしまいがちです。

 

私が悪いを捨てる勇気

「変われない自分がいてもいい」と思えると選びとる力がつきます。変われなくていいんだと思えた瞬間に自己決定力も上がります。

 

例えば、あなたの中にどうしても許せない相手がいるとします。どうしても相手が悪いと思ってしまう。

 

そんな時に、ずっと相手を憎んでいてもいいやと思てもいいし、憎まなくてもいいやとも思ってもいいのです。

 

マイナスな自分もいるんだと受け入れられたとき初めて成長できます。

 

すべての問題をしっかり心と向き合って対決しないといけません。

それを繰り返していくことで本当の自分に近づきます。自分の感情に向き合うというだけでも凄い事なのです。多くの人が向き合えていないのですから。

 

まとめ

他人に依存すると、問題を棚上げの状態となってしまい、根本的な解決にはなりません。

 

私の悩み、私の考えの癖は私にしか解決できないと腹をくくること意識してみてください。

 

自分の感情に向き合い、冷静に分析することで、あなたの望む答えは内側から湧いてきます。

 

それこそが、ホントのあなたの求める答えです。