リラックスできない。原因と解決法について専門科が解説。

こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

突然ですが
あなたの周りに仕事が続いており
疲労困憊になっている人がいたとしたら
どう声かけしますか?

 

すぐに思いつくのは
「少し休んだらどう?」

という言葉ではないでしょうか。

 

または、大きな仕事や
その人にとって重大な行動を起こそうと
している人には
「リラックスしていつも通りやれば
大丈夫だよ。」

という言葉かもしれませんね。

 

心身の回復を図るために
リラックスが必要なことは
誰でも知っていますよね。

 

私は、精神科に在籍していますので
緊張状態の強い人や
うつ状態の人も多く見ていますし
関わっています。

 

そのときに患者さんから言われる言葉の中に
「どうリラックスしていいか分からないです。」
もしくは
「リラックスしたくてもできない」

という言葉を聞くことがあります。

 

このときに
「リラックスするとは
どういうことなのか」ということを
改めて考えることがあったので
そのことについて今日は
お話できたらと思っています。

 

リラックスって実は曖昧に考えている人が多い

まずこの「リラックス」という
言葉の意味について考えていきます。

 

ここでは仮ですが
「筋肉の力がすべて抜けている状態」
としたとします。

 

この場合、リラックスするというのは
筋肉を一切使ってはいけないことになり
動くことはもちろんのこと
指を動かすこともできないことになります。

 

これでは日常生活を営むことが
困難となりますよね。

 

では定義を少しゆるめて
筋肉の力を抜くことではなく
「適度な緊張」がある状態とするとどうでしょうか。

 

これだとさっきよりは
スムーズに理解できそうな感じもしますが
改めて考えてみると
「適度な緊張」の「適度」って
どのくらいなのでしょうか。

 

こんなことを考えていると
リラックスって具体的な意味については
よく知らないまま使っていたように感じます。

 

リラックスには2つの種類がある

1つは
動かないリラックス。

睡眠や休憩のときに体力を回復させるための
リラックスがあります。

筋肉の力を完全に緩めて
寝たり座ったりといったあまり動かない
姿勢で行われます。

 

またリラックスしやすい環境や
筋肉を緩ませるために少し
時間がかかることがありますが
体力を回復させることができます。

 

2つ目は
動くリラックス。

日常活動の中に見られるリラックスです。
ぎこちなさや過度の緊張はなく
身体の動きと頭の中の考えが
冷静でスムーズに行える状態です。

 

そのため、その場に応じた適切な
判断が下せるようになります。

 

仕事やスポーツなどでも
パフォーマンスが良い人は
動きながらでもリラックスできている
ということです。

 

心理学では
「フロー状態」とも言います。
ゾーンに入っているという
言い方もできると思います。

 

 

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リラックス状態をつくるためには

実際にリラックス状態になるためには
人やモノの力を借りる方法と
自分自身で行う方法があります。

 

人やモノというのは
例えばマッサージや整体、
機械を使って身体をほぐす方法。
サービスとしてマッサージや
整体を受けることで
リラックスしやすくなります。

 

これは横になって施術を
受けることが多いですので
動かないリラックスになっていきます。

 

しかし、これはいつでもどこでも
というわけにもいかないこと。
サービスを受ければ多少ですが
お金がかかること。

 

また施術してくれる人が
未熟だった場合逆に
身体を痛めてしまうと
いうこともあります。

 

自分自身でするというのは
ストレッチや呼吸法、瞑想などで
リラックスする方法です。

 

誰の助けも借りずに行う
方法になりますので
いつでもどこでもできますし
自分でやる以上
お金もかかりません。

 

しかし、ある程度勉強
しないといけないことや
練習も必要でしょうし
少し難しさを感じる人も
いるかもしれません。

 

まとめ

リラックスができないということに
ついて考えてきました。

 

リラックスは
静的なものも動的のものも
状況と目的に分けて
使いこなすことが大切です。

 

リラックスできない状態というのは
どちらかの状態の方法に
偏っていること。

 

こうしなければならないと
強迫観念が強いことが
挙げられます。

 

また、気持ちに余裕がなかったり
周りの目を気にしすぎてることを
影響を受けます。

 

リラックスは
ただ、横になって寝ることだけではなく
身体を動かすことでも
リラックスできます。

 

このバランスがとても重要です。

 

散歩すること
ストレッチすること
瞑想すること

どれも、リラックス効果がありますし
緊張状態から少し余裕ができます。

 

この余裕があるという感覚が
大切です。

 

リラックス効果を期待して
上手くいかず焦りばかりが
たまる人は余裕がない証拠です。

 

余裕がないことに気づく。

 

気づくことができれば
深呼吸したり
首を回してみたり
少し歩いてみたりと
行動に移すことができます。

 

身体の声を聞く。

 

身体の声を聞く余裕をもつことを
意識してみてください。