どうも。こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。
このブログでは
人間関係の問題や
悩みについて書いていることが
多いです。
理由としては
この人間関係の悩みは
ストレスになっていることが
圧倒的に多いからです。
精神科に勤務していて
患者さんとのやり取りの中で
病院受診しようと思った
きっかけの原因が人間関係であることが
ほとんどだからです。
実際に病院受診とはいかなくても
日々の生活の中で苦しんでいる人は
とても多いです。
今回は人間関係の悩みの中で
「理由はないけど嫌いな人がいる」
ということについて
話しをしていきます。
理由もないのに嫌いな人には
あなたに重要なことを伝えてくれる
存在であると私は考えています。
その理由をいくつか
書いていきますね。
どうして理由もなくその人にイラつくのか?
あなたはこのような経験を
したことありますか。
職場での人間関係や
学校での人間関係、近所での人間関係、
何かのサークルや学習会
あるいは親戚の集まりを
思い浮かべてみてください。
他の人には大丈夫なのに
なぜかあの人を見ていると
腹が立ってしまう。
小さい事だから
受け流したほうがいいと
わかっているんだけど…
あの人と話をすると
なぜかイライラする。
他の人にはこんな気持ちになる事はないんだけど
いかがでしょうか。
こんななぜか理由もないのに
嫌いな人はあなたの側にはいませんか。
私は体験したことがあります。
しかもけっこう頻回に・・
あの人をみているとなぜか心が動かされる
すこし私の体験を書いていきていきますね。
私が以前の職場で出会った人なのですが
その人と話しをしていると
私が話したことは無視をされたと感じ
自分の意見だけを言われている気持ちに
させられる人がいました。
別にこの人以外も
自分の意見を押し通して
くる人もいたのですが
なぜかこの人だけに私の心は
動かされるということがありました。
感情が動くんですね。
直接的にいうと
イライラしたり
腹がたつといった感情になりやすかったです。
最初は
相手の言い方であるとか
態度であるとか
他の人との接し方であったりとか
相手にばかり原因を求めて
いましたが
視点を変えてみて
もしかしたら
自分が心がせまいのか
自分の体調が悪いのか
自分のこだわりなのか
と自問自答するようになりました。
そこで少し自分の中で答えのような
ものが生まれました。
それは
自分自身の中にある
自分を拒絶している部分である
ということです。
最初、これに気がついたときには
「そんなことは絶対にない」
とすぐに否定していたのですが
今までの体験を掘り起こすと
この接し方は過去に
自分が幼いときにクラスの人から受けて
さらにイジメのような体験に
つながったことに気が付きました。
この時に
自分の中で理由なく感情が動くという
理由がわかった気持ちになりました。
その人と話し方や
言動を聞いていると
昔、自分の中で封印していた
気持ちを刺激されているんだと
はっきり自覚することができました。
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理由もなく嫌い。だからこそ自分への気づきにつながる
ここで大切なポイントなのは
特に嫌いになったり
腹が立つ理由が浮かばないけど
それでもなぜか受け付けることができない
人ということです。
原因もなく腹が立ったり嫌いになったりする
理由も思い浮かばないのに
その人のことを受け付けないという場合
その原因のほとんどは
相手にはないことがほとんどです。
理由はあなた自身の中にある。
したがって理由もなくだめな人間関係
なぜかだめな人を思い浮かべる事は
自己理解、自分への気づきにつながります。
心が動かされるその人との関係によって
自分でも気づかない心の底が
刺激されていることが多いからです。
1つには過去のトラウマや両親との関係
幼少期の出来事などを思い浮かべて
そこに今の理由なき
不快感の原因を探っていきます。
まとめ
理由はないけど嫌いになる人は
あなた自身に重要なことを
気が付かせてくれようとしている
存在であるということです。
嫌いな人が教えてくれること
それは自分自身の認めたくない
自分自身を刺激していることです。
理由が見つからない時は
そのほとんどが
相手ではなく自分に原因があります。
まずそれをしっかり
受け入れいることだと考えています。
人は理由のないことには
不安を覚えます。
しかもこの理由なき不安に
耐える力が私達は弱っています。
この力をつけるポイントは
「多様化を認めること」
つまり自分が嫌いな人や異質な人を
排除しようとしないことです。
自分の中で受け入れにくい
人ほど実は自分自身を知る
有益なきっかけになったりするものです。