こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

あなたは仕事やストレスで
疲労が溜まっているときに

友人や家族から
「大丈夫?」
と聞かれたなんと答えていますか?

 

ここではっきり
「かなり疲れています。」
とすぐに言葉として
だせるのなら
あなたは健康な証拠です。

 

なぜ健康と言えるのか?

 

それは自分の身体の声に
正直に向き合えており
客観的に自分のことを分析できているからです。

 

これが不健康な人であると
相手に気を使ったり
心配させることを申し訳なく思い
頑張っていないと思われたと
惨めになったりします。

 

あなたはどうですか?
しっかり自分の心の声が
聞こえていますか?

 

この記事では
大丈夫じゃないときに
つい大丈夫といってしまう心理について
書いていきますね。

 

この記事を読むと

・自分のことは自分が分かっていると感じることが
 思い込みであることに気づく。

・自分に素直になることが健康に繋がることが理解できる

 

それではひとつずつ説明していきますね。

 

自分の状態が自分が一番分かっているという誤解

患者さんに多いのですが
「自分のことは自分が一番分かっています。」
とはっきり言われる方に出会うことがあります。

 

本人はそう思っているのでしょうが
これはおおきな間違いです。

 

そもそも
自分の心と身体の状態を
自分で正しく把握するのは
無理があります。

 

というより
不可能に近いです。

 

もし本当に
自分の身体と心のことが
理解できているのなら
「うつ病」のような
精神病にかかることはまず
ないからです。

 

睡眠がとれていなくて
仕事にいくのがしんどい。

 

朝起きるのが辛い。

 

と感じているにも関わらず
本人は「大丈夫」ということが
よくあります。

 

自分のことは自分が一番分かっている
とはっきり言われていたのに
このくらい大きな
ギャップがあったりします。

 

これは自分の声を聞く能力。
すなわち
自己洞察力に不具合が生じていることに
気がついていません。

 

そのために本当はもう限界で
大丈夫じゃないのに
大丈夫と言ってしまうのです。

 

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自分の心の声に耳を傾ける

自分の心の声に素直になるためには
自己洞察力という力を
日頃から高めておく必要があります。

 

そうすることで
あなたの調子が悪くなったとしても
自分の状態に気づきやすくなります。

 

心の声が聞き取りやすくなります。

 

心の声が例えば
「疲れ気味」
「睡眠が足りていない・・」
「集中できない」
と言った声をあげていることに
自分自身が早く気がつくことができれば
それだけ早く対応することができます。

 

素直に「疲れています」と言えるのは
健康な証拠です。

 

本来心も身体も大丈夫じゃないのに
大丈夫と言ってしまうことを心理用語で

 

「否認」と言います。

 

否認とは
誰かに正しいことを言われたときに
思わず否定したくなる心理のことです。

 

本当は疲労困憊なのに

「認めたくない」
「人に知られたくない」

この否認の心理が働き
全否定してしまうのです。

 

まとめ

大丈夫じゃないのに大丈夫と
言葉に出してしまう心理の
メカニズムについて
書いてきました。

 

人は疲れがたまっていると
なかなか正確に自分のことを
判断することができません。

 

気持ちに余裕もないですし
頭の中はすでにオーバヒート
のような状態ですから。

 

ここで大切なのは
素直に「疲れている」を
認めることです。

 

人によって疲労を感じる速さは
違います。

 

例えばダムくらいの容量がある人と
おちょこくらいしかない容量では

疲労を感じるの速さが違うのは
明確に分かると思います。

 

自分の心の声に素直になる。

 

疲れていると心の声がするのなら
早めに休む。

 

リラックスできることをしてみる。

 

仕事を早く切り上げて
自分の趣味なことをしてみる。

 

人生100年と言われる今の時代。

 

今を生きるために
今の状態をしっかり
自分で把握できるように
意識していきましょう。

 

そのために
足を止めてもいいし
休んでもいい。
なんなら少し後ずさりしてもいい。

 

比較するのは
あくまで自分です。

 

いつもは気にならないことが
気になる。
いつもより匂いに敏感。
音に敏感。味に敏感。

 

こういうあなたの五感を
通して感じるいつもと
違う変化を意識してみてください。

 

これがあなたの心の声を素直に
聞ける練習になります。

 

そしてこの練習が精神状態を
安定させるコツですよ。

大丈夫じゃないと顔を隠す女性