自分を変えたいけど変わらない。無意識に変化を拒む理由

どうも、こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

私よりも若い20代の方から相談してくる内容に
「自分を変えたいです。でも全然変わらなくて辛いです。」

という相談をしていただけることがあります。

 

実際に自分を変えたいと思っている人はとても多いと思います。

 

それと同時に変えられなくて悩んでいる人もいます。

 

まず前提として自分を変えたいというこの「変えたい」が、周りに影響されているかもしれないということをお伝えします。

そして変わらないのは、自分自身が変わらないよう無意識に行動していることがあります。

このことについて具体的に書いていきますね。

「変わっては困る」と自分で自分の足を引っ張っている。

無意識のブレーキがかかる理由として自分の中では「変わりたい」と願っていても、無意識のところで「変わりたくない、変わっては困る」と思ってる人は気づいていないだけで多いです。

 

自分では自覚していなくても、変わることで不都合が生じると無意識でも感じた人たちは、
自ら変わらないことを選んでしまいます。

 

実際に変化しつつあっても、「これ以上変わると困る」と言わんばかりに
途中でブレーキをかける人もいます。

 

意外に思いますか?
そんなことはない!と反論もあるかもしれませんが理由について
書いていきます。

 

例えば今あなたは次のような気持ちになっているとしましょう。

「人と話すると気持ちが重くなるので話したくありません」
「心が疲れてしまっているので誰とも会いたくないです」
「何をする気力がわかなくて起きたくないです」

これはあなたの「今」の気分、感情です。いわば欲求というものです。

 

人によっては長期間こういう状態に陥っている人もいます。

 

うつ病はこの代表かもしれません。

 

そんな状態の時、あなたはついこんな考えをしてしまいがちです。

「どうしたら、こんな状態から抜け出すことができるのだろうか」

「このままこの状態が何年も続いたらどうなるんだろうか」

「もうこのまま一生立ち直れないんじゃないだろうか」

 

こんな風に考えることで自分の欲求を自ら打ち消してしまいます。

 

どうして、自分の欲求を考えて打ち消してしまうのか。

それは自分の欲求よりも、あなたの頭の中で
「社会の規範にそった社会生活イメージ」を
優先しなくてはいけないと考えていることが多いからです。

 

例えばあなたが「変わった」という状態になったときのイメージとして

 

「周囲の期待に応えて、一流の会社で、意欲に燃えて仕事をしている」

「上司にも同僚にも部下にも信頼され慕われている」

「職場とみんなと仲良く楽しく仕事をしている」

「いつも明るく楽しく生き生きと行動している」

「大きな仕事を任されて、自信を持って取り組んでいる」

「やりたい仕事、好きな仕事に希望を抱いて打ち込んでいる」

 

もしこんな自分になることが、「変わった」という状態であるなら
周りの影響を強く受けて思い込んでいる可能性が非常に高いです。

 

もし「変わる」というのが上に書いたようなイメージであるとしたら

今の自分の状態から「イメージの自分」とを比較した場合、
非常にハードルが高くなり「とても無理」という気分になってしまいやすいです。

 

だから変わりたいのに矛盾をするのですが「そんな自分になるのはとても無理」
と無意識に思って心にブレーキをかけていることが非常に多いです。

自分だけの価値観を手に入れる

私は「変わる」というのは自分を信じてどんな自分であっても
「私が好き」と言える状態を育てていくことだと思っています。

 

心が疲れているときは、休息することが大切です。
それが長期間の休息になったとしても、それぞれに理由があってそうなっているのだから、
この休息は必要なんだと認め、そんな自分を受け入れ信じてあげることが大切ではないでしょうか。

 

動きたくないときは、心から動きたくない自分を認めることができる。

 

落ち込んでいるときは、落ち込んでる状態を否定しないでいられる。

 

何もしない時は心から何もしないでいられる。

 

どんな状態であっても心から自分を認めて「自分はこうしたい。だから私はこうします。」

 

そう正直に罪悪感もなく言うことができる状態を目指すのが「変わった」という事です。

 

どんな自分であっても受け入れることができるになるにつれて、
物事に対する価値観は変化します。
それは他人に左右されない自分だけの価値観です。

 

今まで自分がやってきたことを違った角度で見れるようになった

 

今は人と付き合いたくないけどゆっくりできるようになった

 

友達があまりなくても無理に増やそうとしなくてもよくなった

 

今までやっていたことをほんの少しだけ早く処理できるようになった

 

したいことをすると満足できるようになった

 

ゆっくり味わいながら取り組むと心地が良い

 

こんなふうに人生の価値観が変わります。
自分に対する信頼感を感じながら自分の欲求を認めそれを受け入れていく。

と決められた時に初めて自分は「変わった」といえるのです。

まとめ

自分を変えたいけど変わらないというもどかしい気持ちに
私が思う「変わる」について書いてきました。

 

自分を変えたいと思う本質は
「今の自分が嫌い」という裏返しではないかなと考えています。

 

今の自分を否定して新しい自分になろうとしている。

 

あなたはあなたです。

 

そして私も誰でもない私です。

 

違う誰かになろうとする必要はないです。

 

今の自分が大好きだと心から思えるための変化を、あなたと共に私も一緒にしていきたいです。