こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。
本日のテーマ
「頑張っていると自分は認めたくない」という気持ちについて
考えていきたいと思っています。
このテーマは実は私が以前全く同じ気持ちを感じていた体験があるからです。
人に頑張りを認められないのから悩むのではなく
自分で自分の頑張りを認めたくないという気持ちが強くてしんどい思いをしていたのです。
実はまだこの気持ちが全くないわけではありません。
今も時々あります。
しかし私なりの対処をしているのですぐに修正ができます。
この記事では
頑張る自分を認められない原因
頑張る自分を認める4つの対処法
を書いていきます。
この記事を読んでいるあなたに少しでも参考になれば嬉しいです。
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もっと頑張れるという気持ちが強い
あなたはこんな気持ちになったことが
ありますか?
周りは頑張り屋って言ってくれるけど私はまだまだもっと頑張れる。
どうでしょうか。
もし感じたことがあるのならあなたは本当に自分に厳しく向上心がある人だと思います。
これはとても素晴らしいことです。
しかしながらこれは無意識に無理して頑張り続けていることも事実です。
もし、これを読んでいるあなたが心のどこかでしんどさを感じながらももっと頑張れると思っているのなら危険信号かもしれません。
この考えでは長い人生で頑張り続けることは難しいことだからです。
他人と比べると自分はまだ頑張っていない
頑張っていることを認めたくないのは他人と比べて自分の頑張りは足りない。
という気持ちをもっていることがあります。
自分によく似た人が自分よりももっと頑張っているように見えて自分がまだまだ頑張りが足りないと
感じてしまうことってありませんか。
最初は自分のために努力していたことがだんだん相手と比較して
相手よりもっと頑張らないといけないと無意識に勝ち負けになっていることがあります。
何のために頑張っているのか見失ってしまっているケースです。
自分の決めた最初の目標にこだわりすぎている
あなたが頑張っている理由は最初に決めた目標に到達したいから今、頑張っていると思います。
しかしその目標を決めた時の自分と今の自分の体調はどうですか。
変動したり落ち込んでいたりやる気が起きなかったりしていませんか。
人は常に変化しています
最初に決めた目標はその時の自分だから決めた目標かもしれません。
今のあなたの状態が最初に比べて大きく変化しているのにも関わらず
最初に決めた目標にこだわりすぎることはとてもしんどいことです。
ここまで頑張っていることを自分で認められない原因についていくつか挙げてきました。
もしあなたが1つでも当てはまるのなら改善することが必要になってきます。
その対処法について考えていきたいと思います。
すでに頑張っている自分を認めてあげる
あなたはすでにここまで頑張ってきました。
まずそのことをあなた自身が認めてあげてください。
もっと頑張れるとムチを叩きながら頑張ってきたこと。
他人と比較しながらも頑張っていたこと
自分の決めた目標を頑なに守り続けてきたこと
どれも素晴らしいことです。結果がどうであれ、まずはこの過程が非常に大切です。
本当によく頑張っています。
そう自分で自分の頭をなでてあげてください。
頑張ってきた過程を認め自分で自分にご褒美をあげてもいいかもしれません。
もしこれが行動に出せなかったとしても
頑張らないといけないという感情が浮かんできただけでも素晴らしいことなんですよ。
頑張ることを他人に評価される為にしない
あなたの頑張りは他人と評価されたいからしていた頑張りでしょうか。
もちろん誰かが認めてくれてそれを言葉にしてくれた方が嬉しいと思います。
しかし人に認められることが目的になっているのならそれは少し考えの修正が必要です。
あなたはあなたが叶えたい目標に向けて頑張っていたはずです。
あなたは誰かが認めてもらいたくて頑張っているに変わっているのなら
もう一度自分が今ここまで頑張った最初の目的を思い出してみてください。
目標は細かく分けて設定する
最初に決めた目標に到達するために頑張るのは非常に大切なことです。
しかしその目標達成のために自分の今の状態を考えて修正することももっと大切です。
例えばほんの少しでも行動に起こせたらもうそれだけで一つのゴールとする。
極端な話
何もできない時があったなら
頑張ろうと焦る気持ちがあっただけでも良しとする
本当に投げ出したなら焦る気持ちは起こらないからです。
それだけあなたは掲げた目標に向かっているこということです。
支援してくれている人に話し聞いてもらう
自分の今の状態で何を行動に移してきた、支援してくれている人に話してみるのも大切です。
家族でも友人でも彼氏でも医療関係者でもカウンセラーでもいい。
自分がしてきたこと。
考えていること。
感じていること。
言葉にまとまらなくてもいい。
ただ口に出してみる。
人に話すというのは
自分の声を自分で聞くことで
整理できることがあります。
自分の頭を整理するために
人に話を聞いてもらうというのも
とても大切な作業です。
まとめ
頑張っている自分を認めたくないという
思いについて考えてきましたが
いかがだったでしょうか。
私は思いますが
この世に頑張っていない人なんていません。
頑張りの幅は人によって違います。
朝、起きること
人と話すこと
外に出かけること
風呂に入ること
眠ること
仕事をすること
初めての場所にいくこと
大勢の前で話すこと
その人によって
頑張りはおおきな幅があります。
あなたはあなた自身が今
頑張ってきたことを
認めてあげてくださいね。