頑張れに代わる言葉。ありのままを認める伝え方とは?

うつ病患者がかけてほしい声、
それはなんでしょう。
「大丈夫?」も「無理しないで」

 

ありがたいのですが何か違う。
私がひねくれ者なのでしょうか。

 

でも絶対かけてほしくない
言葉はあります。

それは「そんなの気のせい」と
「頑張れ」です。

 

かけてほしい声は、
人それぞれ違うのかもしれません。
私の場合は、
声をかけてもらうよりも、
うつの症状が辛い時は
一人にしてほしい気持ちで
いっぱいでした。

 

でももし自殺や自傷行為をしたら・・・
そう考えると難しいですよね。

 

ありがたいことに家族は、
私の前ではごく普通に
していてくれました。

 

ごく普通に会話をし、
食事をし、
テレビを見て笑う。

 

そんな家族の存在は私に
「そのままでいいんだよ」と
言ってくれている気がしました。

 

それがありがたかったのは
間違いありません。

 

かけてほしくない声は「頑張れ」

これはよく聞くと思いますが
(ここまで頑張ってきたのにまだ頑張らなきゃいけないの?)
かえってそう追い詰められてしまいます。

 

でも私がそれより辛かったのは
「そんなの気のせい」や
「甘えてる」の声でした。

 

特に「気のせい」と言われるのは
ほんとうにしんどかったです。

 

励ましてくれているのかもしれませんが、
私にしてみたらうつ病を
真っ向から否定されている
気持ちになりました。

 

「自分を悲劇のヒロインにしたいだけ」
そんな声が何度も
頭の中でうごめきました。

 

実際にはそんな言葉は
言われていないのに。

 

自分の中で勝手に言葉を変換し、
作り上げては追い詰められるという
悪循環に陥りました。
そして、こんなに辛いのに・・・
と何度も泣きました。

 

何を言われても
うつ病の真ん中にいる時は、
耳に入ってきません。

 

というか頭が理解しないのです。

 

そして目の前で鳴っている携帯を
手にすることもできません。

 

テレビのリモコンの
電源ボタンを押す気力もありません。

 

お風呂に入ることも、
歯を磨くこともできません。

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うつ病=怠けてると見えるのでしょうか。

もし周りにうつ病の人がいたら、
無理に話しかけなくてかまいません。

 

話しかけてくれるのであれば、

「大丈夫?」ではなく
「大丈夫だよ」と言ってください。

 

「つらい?」ではなく
「つらいね」と言ってください。

 

返事はないかもしれませんが
気にしないでください。

 

うなずくことも
顔を向けることも
とても大変な状態なのです。

 

全身が鉛のようではなく
まさに鉛に感じているのです。

 

口を開き言葉を発する・・・
そんなこともう二度とできないと
思うくらい体は動きません。

 

でも信じてください。

 

信じて待っていてください。

 

あなたの大切な人が、
今うつ病に苦しんでいるとしても
必ず良い方向へ向かう日が来ます。

 

そして、
「あの時はほんとうにしんどそうだったよね」と
笑いあえる日が来ます。

その時にたくさんたくさん
会話をすればいいのです。

会話をできなかった時間を
取り戻せばいいのです。

そして、うつ病の人に声をかけるなら
特別な言葉ではなくてたった一言。

 

「そのままでいい」と
言ってあげてください。