イライラする心理。実は自分の望みを知るきっかけになる

感情コントロール
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こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

私達は生きているといろいろな
価値観をもった人に出会います。

 

その中でも苦労するのが
顔を見るだけで、なんとなく
胸の辺りがムカムカし、
イヤミの1つも言いたくなる人がいます。

 

その人の顔も思い浮かべるだけで不愉快な気分になって、
憎らしくてたまらなくなる。

 

あなたはそんな経験がありますか。

 

私は何人かそういう感情になる人に出会いました。

 

その人の近くにいると
どうしても平静を保つことが難しい・・・

 

この感情は一体何なのか。

 

自分なりに考えてみたことを
ここに書いてみようと思います。

 

これはあくまで主観的な考えになると
思いますが何かの参考になれば
嬉しいです。

なぜこんなに腹がたつのか

私の体験ですが
その人は時間に非常にルーズであり
自分だけがよければそれで良いと
考えをもつ人でした。

 

その人を仮にAさんと呼びます。

 

周りの人はそれほど
Aさんに干渉せず気を留めてもいない様子でしたが
私一人だけ感情が揺さぶられ
ムキになり結果的に
私が周囲から浮いた存在になった
ことがあります。

 

確かに時間にルーズなのは
褒められるものではありませんよね。

 

しかし、ここで問題なのは
私の感情としては
怒りとして
「はらわたが煮えくり返る」という表現が
ぴったりくるほど
強烈なものでした。

 

ここまで気持ちが高ぶるのは
Aさんだけではなく私自身に
問題があるのだと気が付きました。

 

その人があなたに何か危害を加えるのでなければ、
その人を攻撃する必要もないはずです。

 

それにもかかわらず、
その人の悪口を言ったりして
抑えようとしている。
そして悪口を言ってしまった後は、
性格の悪い自分にため息をついて
自己嫌悪に陥りやすい。

 

相手の落ち度がないのに
わたしが一方的にシャクに触ったり
なんとなく面白くなかったりする時
わたしは猛烈に嫉妬しているのだと感じました。

 

嫉妬のメカニズム

この嫉妬の感情はわたしの中に
コンプレックスがあって、
それを解消できない時に起こりやすいです。

 

そのしゃくにさわる人は、
そんなわたしのコンプレックスを
刺激する長所を持っています。

 

その時のわたしは
「どうせ私はいくらがんばっても、
あの人が持っているものを手に入れることができない」
と考えになっていました。

 

そして悔しいから悪口を言って
相手の価値を下げてやろうと結論付けるのです。

 

相手を貶めることで、
自分の価値を高めようとする行為。
これがしゃくにさわる=嫉妬の心理的なメカニズムです。

 

どうせ私はいくらがんばっても…と
思っている限り、
その人の長所を手に入れることができません。

 

誰かの長所をねたましく思い、
悪口や陰口を言いそうになる自分に気づいたら、
すぐにどうせ私はという思いに寄り添うということが
大切なんだと気付くことになります。

 

ある時、その人の長所を賞賛できるようになった時、
わたし自身もその人と同じ長所を
もっていることに気がつくことができたからです。

 

 

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腹が立つ人の対処法

私たちは、生きている中で
不可抗力的に失礼な人に
遭遇することがあります。

 

例えば派遣社員であるあなたに向かって
ボーナスの額を自慢する。

 

あなたに長年恋恋人がいないのを知っているのに
自分の恋人がどんなに素敵で
お金持ちかを自慢する。

 

いわゆる無神経でいけすかないと感じる人です。

 

こちらはいらっとしているのに
空気を読むことなく
永遠と自慢話を繰り広げます。

 

こういう無神経でいけすかない人たちは
自信のなさをカバーするためにたくさん
話をしているので
相手の事情や立場を推し量ることが
苦手なのです。

 

そのためこちらが一方的に
我慢させられることになります。

 

無神経でいけすかないと感じる人に
に遭遇してしまった場合
彼らの目的は自己アピールなので
相手が自分の話を真剣に聞いているか
どうかを気にしていませんし
あなたも真面目に聞いてあげる必要もありません。

 

彼らが自慢話を始めたら
空っぽの自分を必死になって
肯定しようとしているんだなと

理解して適当な相槌ちをうって
喋りたいだけしゃべらせてあげましょう。

 

まとめ

イライラする心理について
自分のダークサイドな部分を
全面に出して書いてみました。

 

人と接していると
嫌な気持ちになるときは
どうしてもあるとあります。

 

これは仕方ないと思います。

 

しかし、ここで大切なことは
自分のダークな部分が出てきたととしても
決して否定しないこと。

 

そしてその気持ちを
受け入れ認めてあげること。

 

人間、いい顔ばかりはできません。

 

ずっと怒っているのも不自然ですが
ずっと笑っているのもやはり不自然です。

 

イライラするというのは
相手の羨ましい長所に
無意識に反応していることがあります。

 

相手を通して
自分の手に入れたいものが
見つかることもあります。

 

よって自分の負の感情に裏には
欲してる気持ちやなりたい自分が
いるかもしれないという視点を
持ってみてください。

 

自分の新たな一面に
気づけるチャンスという
違った視点も非常に大切です。