現実逃避がストレス発散になる?上手に使いこなす方法とは。

こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

突然ですが、あなたは現実逃避をしたことがありますか?

 

私はよくしています。

 

しかしこの現実逃避ということば。あまり良い意味では使われていません。

 

ネットでは、現実逃避をしないためにどうするか~という視点が多く書かれていますが
私は、現実逃避は人にとって、とても必要なものだと考えています。

 

なぜなら、現実逃避はストレス発散に最適だからです。

 

ただし、ずっと現実逃避をしているのは生活に支障も出てきます。
しかし、少しの時間は非常に有効です。具体的には数分ですね。

 

現実逃避がストレス発散になることをこれから具体的に書いていきますね。

 

 

現実逃避は自前の安定剤

精神安定剤は、心の安らぎや平穏をもたらすクスリとして一般的なものになっています。この薬の効能は神経症状を軽減、除去することにあります。つまり傘が私たちを雨から守るように、私たちを厄介な刺激から守る心の傘を作ってくれます。

 

しかし安定剤は、外部の環境を変えるわけではありません。厄介な刺激は依然としてあなたのそばにあります。

 

そのため、精神的に不安的な人は、安定剤を処方してもらい常用している人が多くいます。

 

確かに、精神安定剤にはストレスに対する過剰反応に対して緩和する働きがあるとされていますが、現代の医療現場では、子供から大人までありとあらゆる心の病に対しあまりにも安易にクスリに頼る傾向にあります。

 

私たちには自前の安定剤があります。それが現実逃避という手法です。
これを上手に使いこなすことが大切です。

 

数分、自分の心にこもってみる

仕事の途中や勉強の合間などほんの少しでも時間ができたら、あなたのこころの中の静かな部屋にこもることを大事にしてほしいです。緊張が高まったり、せわしなく感じた始めた時にも、しばらくそこに心を寄せてみます。

 

こんなふうに忙しい日常からほんの数分間でも離れるだけでずいぶん休める効果があります。それは時間の無駄ではなく時間の投資と考えてます。

 

心の中の静かな部屋で少し休むと自分に言いきかせてみましょう。

 

私たちの神経は、ある程度の現実逃避を必要としています。外にはいろいろな刺激があり、ときには自分に対して攻撃性もあるので、そこから身を守り刺激から解放されることも、ときには必要な手段です。

体に休憩が必要なように、心が神経系にとっても休息や回復のための心の部屋は必要です。

 

あなたのこころの中にあるその静かな部屋は、毎日神経系にちょっと休息を与えてくれます。その間、義務や責任、決断に満ちた日常の世界から心の中のプレッシャーのない部屋にこもることで一切のものから逃避することができます。

 

反応しないことも適切な反応です

例えばベッドは休むための場所なのに、そこにまで悩み事を持ち込んでしまう人が多いです。

 

何かをすべきではない時に、心の中で何らかの対策練ろうとするからです。

私たちは日中、臨機応変に感情や心を入れ替えないといけません。

例えば上司と話す時や、先輩や同僚と話しをする時ってもどれも多少態度が変えて接する必要があるように、
怒っているお客さんの相手をした後、すぐに次のお客さんに会う前には自分の中の波だった感情を落ち着かせて気持ちを入れ替える必要がありますよね。

 

リラクゼーション

動揺したり落ち着いたり、恐れたり冷静でいたりを決めることができるのは外からの刺激ではなくあなた自身の反応です。そして自分自身の反応を大切にする方法としてはリラクゼーションです。

 

リラクゼーションは、簡単に言えば体や心を緩めてリラックスさせるということです。

これは、人間本来の安定剤です。これは外からくるいろいろな狙撃に反応しない状態と同じことを意味します。体のリラクゼーションを日々の実践によって身に付けそして日常の活動で反応せずにいるべき時は、リラックスしてるときの行動をしていくことが大切です。

 

神経質な反応を抑える日々の安定剤として、また感情の不適切な感情をクリアする手立てとしても、心の中の静かな部屋を活用しましょう。

 

まとめ

「現実逃避はストレス発散する」という現実逃避について私なりの解釈を書いてきました。

 

最初に書きましたが、現実逃避することをあまり良い印象をもたれていないのは
逃避する時間の長さが関係すると思っています。

 

今の社会は刺激になりえるものがたくさんあります。
パソコンも、スマホも、ゲームもありますし
仕事も人間関係もおおきな刺激になりますよね。

 

体を休める方法は大切ですが、こころを休めるのも非常に大切です。

 

現代はマルチタスクでいろいろと同時に考えたり行動したりしています。

体を休めるために、ベッドで横になっているのに
頭の中では全然別の仕事のことを考えていたり不安が強くなって
こころが休まらない。

 

こころを休めるためには今あることに目を向けることです。

 

ベッドで寝ているなら体を休めることに意識を向ける。

 

マッサージを受けているのなら、体がほぐれていく感覚を味わう。

 

食事をしているときは、ご飯やおかずの味を一つずつ楽しむ。

 

ペットとの時間をゆっくり過ごす。

 

休憩は仕事や他にもやるべきことがあればなかなか時間がとれないときもあると
思います。

 

そんなときは、数分でも自分の心の中に入って刺激から一度
離れるという現実逃避はとても大切な技術です。