発達障害は常識がわからない?症状が誤解を招く理由

 

どうも。精神科作業療法士の大祐です。

 

最近、リハビリしていて
発達障害と診断される人が
増えてきているという印象を受けています。

 

それだけ、生活になにかしらの
やりにくさを感じている人が多く
病院を受診している人が多いのだと
日々感じています。

 

たまに図書館にもいくのですが
発達障害の特集コーナーが
作られていたりしています。

 

こういう発信もありますし
テレビやメディアでも
発達障害について特集されて
報道することも増えてきました。

 

さらに私がこの記事を書こうと思ったのが
高校の先生から相談を受けたことも
大きな理由になります。

 

教育現場の先生も対応には
苦慮していることを感じます。

 

そこで今回は発達障害の人は
常識が分からないと言われている
要因について書いていきたいと思います。

 

独自のこだわりをもっている

発達障害を持つ人は
独自のこだわりによって物事を理解するために
様々な病状況に対して相手の気持ちを汲み取ったり
その場の空気を読んだりすることが
苦手としている人が多いです。

 

トラブルが起こったとき
一般常識で相手の行動や言動を考えて対応したとしても、
通用しないことが多いでしょう。
誠心誠意向き合い、時間をかけて話せば分かってもらえると
いう考えではなかなか理解しにくいと思います。

 

「そのような行動、言動は障害が要因である」と
割り切って向き合うことが大切です。
障害の特性を理解し
ある種のコツをつかんだ対応することで
対応する人が傷ついたり悩んだりすることが減ります。

 

障害を持つ人にとっても負担のない対応となります。

 

対応の具体的なコツとは

発達障害を持つ人との
関わりの中で精神科で働いていて
意識していることについて
書いていきます。

 

大きな声を出さず穏やかに話す

できるだけ穏やかな口調で話すこと。
発達障害を持つ人は大きな音に敏感な人もいます。

 

大きな声を聞くと人によりますが
パニックに陥ったり大きい声そのものに意識が向いてしまい
会話の内容理解することが難しくなるケースがあります。

 

ものがあふれていない状況で話す

乱雑にモノある環境ですと
目に入る刺激強すぎてしまい、気が散ったり
具合が悪くなると思います。
ものがあふれていないスッキリした部屋で
落ち着いて話すと良いでしょう。

 

体に触れないようにする

コミュニケーションの一つとして
肩を叩いたり背中を押したり
行動をする人がいますが
発達障害を持つ人にはおすすめできません。

 

なぜなら触覚が敏感で触れられたことに
非常に緊張してしまうと感じる人が
一定数いるからです。

 

曖昧な表現を避ける

これは特に注意をしています。
あいまいな表現は
理解できないことが多々あるからです。
例えば

「あれしといて」
→あれってなに?

「それをあっちにもっていって欲しい」
→それって?あっちってどっち?

「もう少しまってくれる?」
→もう少しってどのくらい?

「また機会があれば」
→機会っていつ?

少し極端な言い方かもしれませんが
こんなイメージです。

よって具体的な場所、時間、方法を
示すことを意識するようにしています。

 

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発達障害を疑い不安になるとき

発達障害は生まれつきの障害であるので
幼少期の時に独特のこだわりが顕著に
見られたり落ち着きがなったり
あまりに多動であったりという行動があって
診断される場合がほとんどです。

 

しかし、知的な遅れもなく
言葉の使い方にも問題がなかったり
障害そのものが軽度である場合は
本人自身も気付くことがありません。

 

もちろん、その家族も気づけません。

 

そしてそのまま成人になっていきます。

 

大人になり社会にでることで
複雑な人間関係や
省略されたり専門用語されて使う言葉。

 

こういう環境の中で
・人と上手く付き合えない。
・こだわりを捨てられない
・人並みに仕事ができない

 

と一人で悩んでいる人は
とても多いのではないかと感じます。

 

このストレスが原因で
うつ病を発症したりと
他の精神障害を患う人もとても多いです。

 

まとめ

発達障害には常識がわからないと
言われる要因とその対応のコツについて
書いていきました。

 

発達障害は症状が軽度であると
ほとんど誰にも気付かれずに
日々を過ごします。

 

対応のコツはこれが全てではありませんが

人によっては
音に敏感だけだったり
することもありますし
触覚だけ異常に敏感だったりする人も
います。

 

何か問題が起こっている場合
その状況を整理するときに意識してほしいです。

 

これは少し極端な話しになりますが
精神医療の中でも
発達障害が精神障害の全ての
原因であると言う人もいるほどです。

 

これはまだ証明されていませんし
本当かどうかはまだ解明されていません。

 

しかし、精神科で勤めていて
日々患者さんを見ていると
そういう視点も一定理解できると
感じることもあります。

 

人と上手に付き合いが出来ない人の
相談にのっていると
小さいことかもしれませんが
ある種のこだわりみたいなものが
見え隠れします。

「こうあるべきだ」
「こうしなければならない」

本人も気がついていないくらいの
小さなこだわりなのかもしれません。

 

ただ、こだわりがあれば全て
発達障害ではありません。

 

これを読んでくれているあなたにも
こだわりはあると思います。
もちちろん、私にもあります。

 

問題なのは
そのこだわりがきっかけで
明らかに生活の支障が出ているかどうか
ということです。

 

もし、生活に支障が出ており
悩む気持ちがあるのならぜひ相談してみださいね。