発達障害は依存症になりやすい?人よりストレスに弱くなる理由

 

どうも、こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

アルコール依存症を代表として、「依存症」という病気になる人が専門病棟で働いていると多く感じるのですが、依存症になりやすい人には、底の部分には発達障害の影響もあるのではと感じることがあります。

 

発達障害がある人は、子供の頃から周囲の大人に褒められることが少なく、脳の報酬型が未熟な場合が少なくないです。そのため、手軽に不安を解消してくれるものや喜びを感じさせてくれるものに依存しやすいのです。また感情が不安定でストレス耐性が低く、依存は止められなくなる傾向があります。

 

発達障害と実は気付いていないまま大人になっている大人発達障害があります。発達障害の特徴から依存症になりやすいリスクについて書いていきます。

 

依存症には3つのパターンがあります

1つ目はタバコや薬物、カフェイン、アルコールなどの物質依存です。発達障害のある人にはドーパミン系の活性が低く、また頭の中がモヤモヤするなど脳の覚醒レベルが低いという特徴もあります。それで頭をすっきり目覚めさせるために、カフェインやタバコが止められなくなるという傾向にがあります。

 

2つ目は、ギャンブル、買い物などの行為依存です。普段は不安が強くて落ち込みやすいけれど、買い物してる間だけ気持ちが前向きになるのか異性と一緒にいる間だけは安心できるなどそれが生きがいになってしまうことがあります。

 

3つ目は、恋愛依存や共依存などの関係依存です。「私がいないとこの人はダメになる」などと思い込み、その関係に縛られていきます。

 

こうした依存を克服するのは、自分や家族だけが難しいこともあります。そこで同じ依存症体験した人がいる自助グループに参加することをお勧めします。

 

自助グループの参加

例えば、アルコールが止められないと将来的にどうなるのか、続けているとこんな悲惨な生活になる、などと体験者に語ってもらうことで、依存症がどんな恐ろしいものかを自覚できるようになります。

 

またなぜはまってしまうのかを自覚できなかった人が体験者の話を聞くことで自分の客観的に気づくことができるようになります。

 

自分が病的な状態にあることを認識し、絶対しないと言う強い意志を持って治療することが大切です。

 

ギャンブルや買い物依存がある人には、買い物ができないようにクレジットカードやお金を家族に預かってもらうなど物質的に制限を設ける方法も必要になるかもしれません。

 

アルコールも「一杯ならいい」と言う人思いますが、アルコール依存症の人には「ほろ酔い」がないのが特徴です。1口飲んだら、泥酔するまで飲まないと気がすまなくなります。だから量減らすのではなくいってきも飲まないことが大切です。

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何かにはまりやすいのが発達障害なる人の特徴です。アルコールは買い物や、ギャンブルにのめり込むと精神や身体、家庭を壊します。

 

ただこのはまりやすいという特徴を生かして、代わりに漫画や山登り、カラオケ読書、何らかの趣味などに没頭すると思わぬ成果を上げることもあります。

 

ギャンブル依存や買い物依存は破産する危険があり、薬物依存はうつ病合併し自殺することもあります。アルコール依存症は、体を壊すのはもちろんのこと家族や家庭が機能しなくなり、子供の成長にも影響します。

 

依存症は、自分が病気であると言う自覚がないことが多く、本来は家族を築いて病院に連れて行かないといけません。依存症の治療と言うと行きたがらないかもしれないので、効果のあるコミニケーションスキルを使い受診を勧めます。

 

※効果のあるコミュニケーションスキルについてはこちらの記事をみてもらえると詳しく書いています。
アルコール依存症の家族にできること。伝え方に一工夫する

 

まとめ

発達障害と依存症について書いてきました。

 

まだ、はっきりと分かっているわけではないのですが、精神病は発達障害が基礎にあるという専門家もいます。

 

発達障害と依存症においても、両者が全く関係がないとは言いきれないと感じています。

 

このことから、発達障害という病気はもっと知っていく必要があります。

 

発達障害は子供時代は何とか生活ができたとしても、大人になってからは、白黒はっきりと決められないことが曖昧な体験をすることが多いので、生活にしにくさを強く感じる傾向にあります。

 

発達障害という病名は非常に最近になって言われるようになった病気です。
診断名もコロコロと名称を変えています。アスペルガーとも言われたり、自閉症スペクトラムとも言われたり。

 

知らないだけで以前から発達障害で苦しんでいる人は非常に多かったと思います。

 

特に日本の教育はみんなと同じことができることというのが優先されますので、他の人とは違う感性や特徴をもつ発達障害をもった人はとてもしんい思いをしてきただろうというのは容易に想像できます。

 

発達障害はいろいろと分かってきていることも多いので、このブログを読んでくれているあなたに伝えていきたいと考えています。