うつ病でつぶれる人。9つの共通した考え方とは?

 

どうも、こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

うつ病は、精神疾患の中でも特に有名な病気です。

 

その病状は多種多様であり
環境においても大きな違いがあったりします。

 

その中で、とくにうつ病でつぶれる人の
考え方について書いていこうと思います。

 

これは、うつ病ではない人でも、考えてしまう
パターンでもあるのですが、以下にあげる考え方に
なりやすい人は注意してほしいです。

 

知っているだけでも、不適切な考えが浮かんだときには
「あ〜。今、考えが偏っているな」という
目安にしてもらえるととても嬉しいです。

 

うつ病でつぶれる特徴的な考え方とは

人間が陥りやすい不適応な考え方として、
ある特徴的なパターンがあると言われています。

 

こういった考えのパターンを知って、修正することも
自分の精神バランスを整えるのに有効です。

 

二分割な考え

成功か失敗、白か黒、敵か味方、善か悪というように、
どっちかだけという考え方です。

これは真ん中の部分を考えることができないのが特徴です。

 

例えば、完璧でなければ、まったくの失敗であると考える人は、
提出した書類に少し不備があっただけで、「失敗した」とか
「自分はダメな人間だ」と考えてしまいがちです。

 

人間関係においても、自分が味方だと思っていた人が、
少し自分と違う意見を言って反論してくると

「味方だと思っていたのになんなのか。敵に回った。」
と考えてしまいがちで敵対的な態度に出たりします。

 

うつ病の人と接していて見られのは

「だいぶ良くなってきたみたいですね」と言うと
「よくなってないですよ。昔と比べたら全然だめです」
と言われてしまうこともあります。

 

100点でなければ0点だと思っていますので、
完全に気持ちがスッキリとしない限り
良くなっているとは考えられないのです。

 

「少しはマシになった」という発想ができなくて、
それが自分を苦しめる原因になります。

 

極端な一般化

ある特定の出来事を多くの出来事の中の一つとは見えずに、
常識化された一般的なものとして見てしまう考え方です。

 

例えば、夫から冷たい対応された時に、
「もう愛情がなくなったんだ」と決めつけてしまう
ケースが挙げられます。

 

普段はそのような冷たい対応されていないのに、
そのことを全く無視し一度のことを過度に一般化し
「愛情がなくなった」と考えてしまうのです。

 

選択的抽出の偏り

他人を評価するときに、1つでも欠点があると、
そこだけに焦点を当てて、他の面を見ようと
しなくなることがよくあります。

 

相手は、ホントは良い面をたくさん持っているのに
欠点ばかりを見てダメな人間とと決めつけます。

 

その人の欠点が気になり、仲良くなれない場合もあります。

 

うつ的な気分になっている人は、悪い方だけを見て
悲観的な選択的抽出をしがちです。

 

それまでに成功させた仕事がたくさんあるのに
そちらに目を向けることができないのです。

 

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肯定的な側面の否定

物事にはいろいろな側面がありますが
肯定的側面を全く見ようとせずに
価値がないとして否定してしまいます。

 

例えば女性の中には、「私は太っているからモテない」
と思い込んでいる人もいます。

 

料理も上手で会話もうまいのに
そういう良いところはは拒否し
「太っている」という事ばかり気にするのです。

 

異性に好かれるかどうかは見かけだけで
決まるものではありません。

 

しかし、そういう考え方は出来ずに
自分の肯定的な面は見えなくなっています。

 

決めつけ

根拠もないのに、相手の気持ちを
決めつけてしまって勝手な解釈をすることです。

 

うつ病になっているときには
相手が自分に対して否定的な見方をしてると思いがちです。

 

「あの人は私のことを嫌っているに違いない」と勝手に
決めつけてしまいがちです。

 

その為、その相手から褒められても
「自分のことを嫌っているくせに嫌味な人だ」とか
「馬鹿にしてるんだ」と悪いように解釈します。

 

否定的に捉えているため、気分も落ち込みます。

 

また感情的な行動に出てしまうこともあり
人間関係悪化させることもあります。

 

ちなみに相手はどう考えているのかと
思いを巡らすことは人間関係の基本です。

 

相手の気持ちに共感するという良好な関係を作るためにも
相手の気持ちを予想することは必要なことです。

 

ただ「予想する」こと自体は良いのですが、
それはあくまで予想であり推察に過ぎません。

 

「こうに違いない」と決めつけるのではなく
「こうかもしれない」と予想し相手の気持ちを
察することが人間関係を良好にします。

 

最悪のことだけしか考えられない

将来生じる可能性のある出来事につき
最も悪い事態を考え決めつける考え方です。

 

「核兵器で人とはまもなく絶滅する」といった考えも一例です。

 

身近なところでは、「うちの会社は潰れる」とか
「自分はもう破産する」といったものも1つです。

 

一定の根拠をもとにしているのであれば
間違った見方ではありませんが
思い込みで決めている場合は不適切な考え方といえます。

情緒的理由づけ

誰でも気分が良いときには「何もかもがうまくいってる」という
気持ちになりやすいものです。

 

その反対に落ち込んでいるときには
「何をやってもダメだ」「何も良いことはない」と考えます。

 

その傾向はどちらかに偏りすぎてしまうと
不適応な考えとみなされます。

 

情緒的理由付けは人間関係の場面で起こります。

 

自分が好意を持っている人が言っていることが
全て正しいと思い、自分の嫌いな人の意見は
全部間違っているという判断をします。

 

好きか嫌いかと言う感情判断基準にしていることに
自分ではなかなか気がつかないものです。

 

〇〇しなければならないマスト思考

例えば、介護など一生懸命している人の中にも、
「子供は親の面倒見るべきだ」
「施設などに頼るべきではない」という考え方が強く

何もかも自分で抱え込み、追い込まれてつぶれていく人もいます。

 

〇〇しなければならないという考え方が強いと
理想を目指して無理を重ねてしまう場合があります。

 

レッテル張り

最近の言葉で言えば「勝ち組」「負け組」というのもレッテルの1つです。

 

レッテル張りは何に対して行われることもあります。

嫌いな人にたいしては「あの人は負け組だ」とか
「あの人は病気だ」とレッテルを貼ることで
その人の別の面を見えなくしてしまうことがあります。

 

まとめ

うつ病でつぶれる、もしくはつぶれやすい人の
特徴的な考え方について書いてきました。

 

この考え方になったらすぐに病気であるという
ことではありません。

 

むしろ、普通に過ごしていても
こういう考えになることは
あると思います。

 

大切なことは、こういう偏った考えに
支配されていないかどうかです。

 

つまり、どちらかの側面だけしか見ていませんか、
とうことです。

 

あなたには良いところもあれば、悪いところもある。

完璧なところもあれば、抜けているとこもある。

優しいところもあれば、冷めたところもある。

上手くいときもあれば、何をしてもダメなときもある。

 

 

その瞬間だけで捉えないことです。

 

うつ病になってつぶれないためにも
こういう中間の見え方もぜひ
覚えておいてくださいね。