こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

突然ですが
あなたに一つ質問していいですか?

 

「新しいことを初めて途中で辞めてしまった」
という体験をしたことがありますか?

 

この質問が「YES」だった場合。

もう一つ質問します。

 

「意志が弱いから続かなかった」
「途中で飽きてしまった」

辞めた理由がこれらに
当てはまりますか?

 

もし当てはまるのであれば
この記事を読めば
大きな思い違いということが
理解できると思います。

 

この記事で伝えれることを
ざっくり言うと

・脳は変化を嫌うという事実
・意志の強さは関係ない
・新しいことを続ける方法

このあたりについて
書いていきたいと思いますので
関心があればこの続きも
読んでみてください。

脳は変化を嫌うというメカニズム

人というのは
生命を維持するために
体温や神経や臓器の動きなど
一定に動く働きがあることは
ご存知ですよね。

 

体調が悪くないのに
体温が40度になったり
34度になったりしないのは

私達が
恒温動物だからです。

 

一定に保つということが重要と
私たちの体はプログラミング
されているので

変化をしないということは
安全ということになります。

 

脳にとって変化は危険信号と認識する

一定に保つことをしようとする働きは
日頃の考え方にも大きく影響を与えます。

 

例えば今までに一度も
したことのないのに劇的に
考えを変えようとしたとき。

 

本の影響を受けて
全く新しい考え方を
取り入れようとした。

 

人の影響を受けて
生活リズムを昼から夜型に変えた。

 

あなたが変化したい。
成長したいと思って始めたことなのに

脳にとっては変化を起こそうとする
行為は危険だと判断してしまうのです。

 

意志の強さとは関係ない

脳が以前とは違う行動や思考をしようとする
変化は危険と判断して
いろいろな方法を使って
前の方法に戻そうとします。

このことを
専門用語で「ホメオスタシス」
と言います。

名前は覚えなくてもいいですが
一定に保とうする力と
理解してもらえたら大丈夫です。

 

このホメオスタシスの力により
やる気がなくなったり
変化が起こる前の状況が
良いと感じるように仕向けてきたり
といろいろな方法を使って
変化をさせないように動いてきます。

 

脳は変化について善悪の判断はない

これを潜在意識という言葉を
使うこともありますが

脳は変化した先に
良いことが待っているという
認識はしません。

 

善悪の判断はないのです。

 

そのため
よりよい方向にいくと
頭の中ではそう意識していても
脳は変化をすることそのものを
元に戻そうとしているだけで
悪意はないのです。

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変化を続けるためには

これはたった一つのことを
意識するだけで
比較的に楽に継続しやすくなります。

 

それは
小さい変化を少しずつしていくこと

脳が変化したと
認識しないくらいレベルで
少しずつ変化させていき
継続することでその変化が普通の状態に
もっていくということです。

 

少し極端な例ですが

毎日、本を一行読む。
寝る時間を5分早くする
勉強する時間を5分とる

こんな感じで
少しずつ変化させていく。

これを毎日やるということです。

この「毎日」というのが
変化のポイントです。

脳がその変化した行動や考えが
いつもしている一定のことと認識するまでに
時間がかかるのです。

最低でも1ヶ月は継続しましょう。

これは体の生体リズムとも
関連があり
人の細胞はだいたい28日周期で
入れ替わるということを
考えれば理解しやすいと思います。

 

まとめ

脳は変化を嫌うということについて
かんがえてきましたが
ここでまとめます。

・脳が変化を嫌うのは変化を善悪関係なく
 危険だと最初は認識するから

・急激な変化は行動も思考も元に戻そうとする
 働きが起こる

・変化を小さくして1ヶ月は毎日続けておこなう

ということになります。
もしあなたが
新しいチャンレンジをするときは
ぜひこの脳の働きを理解して
上手に活用してみてください。

脳が変化が透けて見える骸骨の模型