うつ病のリスク

こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

このカテゴリーでは
うつ病のリスクという
大きなカテゴリーではありますが

日々、患者さんと関わる中で
私が感じることを
書いていきますね。

 

まずうつ病についてですが
一旦うつになると
「死んでしまいたい」と
思わないまでも
いろいろなことから逃げたくなる。

 

仕事もやる気が起きない。

 

集中力なども落ちてくるため
ミスも増えてくる。
ダブルブッキングなど頻繁に
起こったりしてしまいます。

 

そういう自分にさらに落ち込む。

 

また趣味だったことにも無関心になる。

また、周りの人も
よくうつの人に「頑張れ」と
言ってはいけないと言うが
やはりここは少しだけでも
頑張って欲しいと感じてしまう。

 

例えば、引きこもってしまう、
さらに気もふさぎがちに
なるだけでなく
体力も落ちてくるので
元気も出てこない。

 

ところであなたは
「メランコリー親和型」という
言葉をご存じでしょうか。

 

決めたことを守る。
自分を押し殺してでも
周囲との調和を重視する…
という性格と言われています。

 

責任感も強く
他人への細かい
気配りもできる。

 

だから
メランコリー親和型の人には
真面目で几帳面な人が多く
ある意味で融通が利かず

「まぁ、適当でいいか」とも
考えられないので
ストレスを溜めやすいです。

 

しかし見方を変えれば、
勤勉で、他人や社会全体に
細かく気を使い、
好ましい性格でもあるといえます。

 

ただ、この性格の人は
鬱になりやすいと
昔から言われています。

 

もちろん、メランコリー親和型の人が
うつにやりやすいというのは、
まるで「うつ病性善説」のように
聞こえるのでどこか
違和感を感じるかもしれません。

 

なので、
「ほんの少し、ほかの人より
ストレスを溜めやすい性格」という位で
思っている方が
自然なのかもしれません。

 

そもそもメランコリー親和型と
いう性格は、いってみれば
日本人によく
見られる性格であって

欧米ではあまりうつと結びつけて
考えてないと言われています。

 

ただ、うつ病と結びつかなくても、
ストレスを溜めやすいという
観点だけで見れば
メランコリー親和型という性格は、
ストレスを強く感じやすいです。

 

例えば、「人は人、自分は自分。
好きにやる」という性格は

他人との調和を
重視しないからストレスもあまり
たまらないかもしれません。

 

性格を変える事は
とんでもなく難しいですよね。

だったら「メランコリー親和型性格でいいじゃないか」と
考えるようにしたほうが
ずっと良いのかもしれません。

 

メランコリー親和型性格かどうか以外にも
「うつのリスク」とでも言うべき兆候は
日常生活にもあると思います。

 

私なりにいくつかあげてみました。
こういう兆候が見られたら、
早めにストレス発散する工夫を
してほしいです。

 

ちなみにここに挙げたことは、
2~3日常で治るのではなく
何週間も続くなら
「単なるストレス」の

領域を超えているかもしれません。

 

激しい運動したわけでないのにすぐ疲れる

 

何となく不安になったりイライラすることが増えた

 

仕事に対するやる気がない

 

なかなか眠れない

 

現実の世界で起こった辛いことなどを夢に見る

 

泌尿器科で異常はないが夜中によく目が覚める

 

集中力や決断力がなくなった

 

食欲がないまた酒に酔いやすくなる

 

家族との喧嘩が増える

 

朝の気分が特に重い

 

楽しみだったことに興味がなくなった

 

失敗したこといつまでも悔やむ

 

行動的でなくなった

 

周囲の視線が以前より気になるようになった

 

上記のようなもの以外にも
いろいろあるかもしれませんが
私なりの日常生活での
うつ病になりえるリスクではないか
と感じています。

 

ちなみに
うつ病が発病するときに、
このようなリスクはとれが、
どのぐらいの危険度が高いというのが
存在するのでしょうか?

 

この質問に答えるのは
とても難しいです。

 

というのも、リスクの危険度をどのように
定義するかによって異なるからです。

 

したがって、ストレスフルな出来事を
経験した人がすべてうつ病になるわけ
ではなく、また逆にうつ病になった人は
すべて上記のような体験を
しているわけではないわけです。

 

よく言われるリスクにライフイベントが
関係あると言われたりします。

 

ライフイベントと言うのは
例えば男性では
過労、職務移動、
精神的打撃、経済問題などがあったり
女性では、
妊娠、出産、月経、身体疾患、
家族の病気、家庭内葛藤、
引っ越しなどが多いとされています。

 

このように
うつ病は未だにはっきりした
誘引は明らかにはなっていません。

 

ただし、日々患者さんの
治療して多く見られるのが、

エネルギーが枯渇するまで
無理しすぎて頑張りすぎたり、

アルコールで紛らわせようとしたり

睡眠が取りにくくなってきているとしたら
それは、大きなリスクであるし
誘引でもある考えています。

 

うつ病のリスクについて
私が臨床で関わる
患者さんの話しを聞いたり
治療していく中で
考えつくものをあげてみました。

 

もちろん、これ以外にも
たくさんあると思いますが
1つの参考例として
受け取ってもらえると嬉しいです。