不安を軽減する方法とは?解消効果が実感しやすいやり方

感情コントロール
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こんにちは。
精神科作業療法士の大祐です。

 

今日のテーマとして
不安を軽減させるためには。
ということで書いていきますね。

 

これを読んでくれているあなたは、
今不安な気持ちを
抱えているのかもしれませんね。

 

不安は誰にでも存在しますし、
不安がない人なんて
おそらく一人もいないのではないでしょうか。

 

不安がない人はいないけど、
不安を感じる幅には
非常に個人差はあると思います。

 

心配性の人もいれば、
少々のことでは
全く動じない人もいますから。

 

ここでは過剰に不安に
なっている人に対して
書いていきます。

 

ひとつの基準として、
不安になる気持ちが強くて
日常生活に支障が
出てきている人向けです。

 

不安が軽減するためには
どうしたらよいかということに
触れていきたいと思います。

 

不安は未来のことを考えすぎている

あなたが今、
どんなに不安を抱えてようと、
それが現実にすぐに現れるとは限りません。

 

なぜなら未来の
まだ起こっていないことを、
頭の中で否定的に考えれば、
それだけで簡単に
不安を生み出すことができるからです。

 

ましてや今
遠い未来のことを
否定的に考え
不安に駆られたとしても、
その不安には全く実体がありません。

 

あたかもそれを、
事実であるかのように
信じてしまうのは間違っています。

 

未来はその不安が
的中するかもしれないし、
未来はバラ色に
なるかもしれません。

 

様々な可能性が考えられます。

 

それを無視して
「不安」になるような
考えだけに限定するということ
自体が考えのバランスを
崩していると言えます。

 

不安は頭の中では解決することは至難の技である

現在のあなたが
この場所にいるのは、
これまでの「あなたの選択」の結果です。

 

その時に選択から
今の仕事であったり
人間関係だったり、
住む場所だったり、
食べるものであったりが
決まっています。

 

そして「今の選択」の結果によって、
また未来が変わります。

 

例えば、今
仕事を辞めると選択したなら、
選択していない未来とくらべて
明らかに未来は変わっている
可能性が高いですよね。

 

そしてその未来でまた
「今の選択」をします。
この選択ごとに未来は変わっていきます。

 

今あなたが
遠い未来のことを考えて、
否定的な予測のために
不安に駆られたとしても、
その予測が正確だとは
全く言えないのです。

 

正確でないことを今予測して、
自分が勝手に見出した不安を
頭の中で消そうとしても
不安を思考で消すのは至難の業です。

 

とは言っても、
「気にしなければいい」と
考えたとしても
気にせずにはいられないでしょう。

 

むしろ「気にしてはいけない」と
考えるほどますます
自分を縛ることになります。

 

こんなふうに思考は
時として無力でもあり
またとてつもなく強固です。

 

不安を感じている
今のあなたの頭の中は
未来、もしかしたら
こうなるかもしれないという
漠然とした実態のないものです。

 

例えば、友達のやりとりで
自分の発言が
相手を傷つけたかもしれない。

 

と悩んだとします。
しかし、これをどれだけ
自分の頭の中で考えても
答えは見つかりません。

 

なぜなら、その答えは
その友達にしか分からないからです。

 

いくら不安になったとしても、
自分の頭の中では
答えが出てこないので
不安になるだけ、
あなたの精神エネルギーは
どんどん消耗してしまいます。

 

これでは、日々の生活を
楽しむことができません。

 

 

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未来への不安が瞬時に止まる言葉

もしあなたが、未来について
否定的な考えで
堂々巡りの状態になっていたとしたら、
まずそんな思考にとらわれている
自分に気づく必要があります。

 

「どうやったら気づくことが
できるのでしょうか」と
気になるかもしれませんが、

判断の基準はとても単純です。

そんな時は
「あ、またこんな考えをしてしまったな。
そうか、そうか」と

自分に言ってみてください。
声に出して言えば
いっそう実感できると思います。

 

この瞬間「思考」がストップします。
やり方はこれで終わりです。

 

そんな苦しい緊張状態で
考えているときは、
いくら考えても
精神を消耗するだけだです。

 

ですから
「あ、またこんな考えをしてしまったな。
そうか。そうか。」
で堂々めぐりしている
思考にストップをかけてみましょう。

 

実際にしてみると
自分が何十回も堂々巡りの
考えになっていることに
気づけると思います。

もしかしたらあまりにも多すぎて
どれだけ堂々めぐりな考えがが
好きなのかと笑えてくるかもしれません。

 

それでも気付くことが大切です。
無意識に堂々めぐりの思考に
なっていることが
不安を生み出し
あなた自身をくるしめることになります。

まとめ

不安を軽減させると
いうことについて書いてきました。

 

不安は未来の事を考えて不安になります。
ちなみに過去の出来事を考えて
不安になることはないと思います。
過去は後悔する気持ちの方が強いです。

 

不安になりやすいということは
決して悪いことではありません。
言い換えれば
危機管理が高いとも言えるからです。

 

不安に極度になりすぎることが問題です。

 

一定の不安は命を守るためにも
必要なことですが
あまりにも極端に不安になると
日常生活に支障が出てきます。

 

1日の生活が楽しさを
感じにくくなりますし
今生きている時間を
楽しむことができません。

 

あなたの今日の時間は
今しかありません。

 

同じような日々の中でも
全く同じということはないです。

 

その今だけの時間を
大切にするために
堂々めぐりの思考で
不安になっている自分に気付いて
少しその時間をとめてみましょう。

 

例えばお風呂の湯船に
浸かったときの気持ちよさであったり
眠るベッドの中で毛布にくるまれてみたり

その瞬間の感覚を
大切にしてみると不安は
一瞬消えていきます。

 

そういう体験を1秒でも多く持てたなら
気持ちが少しずつ変化していくと実感できますよ。